
●更新日 06/18●
サル虐待のドラゴンゲートに鳥獣保護法違反疑惑も
ドラゴンゲートのサル虐待問題で、新たな疑惑が浮上した。(記事 1 2 3)
「コラ」というサルの入手経緯について、CIMAのブログには、9年前に神戸市内のペットショップで購入したと書かれている。だが、削除されたRYOMAのブログには「赤ちゃんの頃にシーマ選手に拾われて、道場に住むようになりました」とあったのだ。

野生のサルを無断で捕獲し飼育することは、
鳥獣保護法違反である。
この点について、ドラゴンゲートの選手経由で、コラの入手過程を聞いたという人物から情報提供があった。「9年ほど前に赤ちゃんだったコラを、可愛いからという理由で、山で捕獲した」というのだ。
そこで、神戸市の生活衛生課に再度取材をすると、ドラゴンゲートは市の担当者に対して、ペットショップで9年前に購入したと言ったそうだ。詳細を尋ねると、「ショップは既に廃業していて、連絡が取れない」と回答。担当者もRYOMAのブログとの矛盾を感じたという。

鳥獣保護法関連で、もう一つ疑惑がある。ドラゴンゲートHPの説明では、コラは現在、団体関係者の家庭で正式な手続きを経た上で飼育されていると ある。(詳細はこちら)
だが、現在の飼い主が住む福島県への移動及び譲渡を、本件について調査していた神戸市には事前に知らされていなかった。この点について、生活衛生課でも疑問を持ち、経緯説明の報告書の提出をドラゴンゲートに求めた。
しかし、報告書は未だ提出されていない。
さらに、市の担当者から驚くべき証言を得られた。3月に道場を訪問した際に、コラの背中に目立つ傷があったという。その理由を尋ねると、団体側は「しつけの観点から、ああいうふうにしてしまったんではないか」と答えた。つまり、
選手らがコラに対し、過剰な暴力を振るっていたことを、
間接的な表現ながらに認めていたのだ。
これでも「虐待は確認できていない」というのか。
いよいよ非道団体の化けの皮が剥がれてきた。
高橋
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