●更新日 06/12●
東南アジアの「日本人のお父さん探し」ブーム
ここ最近、「日本人の父親の消息を探し求める」ニュースが目立つ。
最初に話題になったのは、タイ人母が亡くなる直前「近所の寺で父を探せば見つかる」との遺言をもとに、叔母と花輪を売りつつ父親の行方を参拝者達に尋ね回る、日タイハーフのサトウ・ケイゴ君。
日本大使館内でお父さんと通訳を介して電話ができ喜ぶケイゴ君
赤服軍団による妨害でアジアンサミット中止に追い込まれ、世界に赤っ恥をかいたタイに、ケイゴ君の出現は絶好のタイミングだった。
あれよあれよとメディアの花に祭り上げられる
このケイゴ君、
「お父さんに会って、ただ抱きしめてもらいたい」
「お金が欲しいわけじゃない」
……等、いたいけな言葉でタイ人の「ナムジャイ(思いやり)」精神を揺さぶる。遂に皇室を味方につけ世論の後押しを受け、日本大使館へ「父親を探して」とやってきた。
これをきっかけに続々と各地で「別れた日本人の父親に会いたい」と子供達が名乗りを上げ出す。
現地新聞の一面記事
中央右は、父親と連絡が取れ喜ぶケイゴ君。斜め左下が「僕の父親も探して」と名乗りを上げたニイムラ・ヤマト君。なんと、
モザイクかけます
父親の顔写真・本名を公開
父親としては、別れた子供は可愛くても、プライバシーを晒され格好悪いこと極まりない。
(父親は日本帰国後再婚していた)
タイで外国人と結婚して離婚する女性は腐るほどいるって!
むしろ日本人は他の人種と比べても責任感を持っている。
父親が母子を捨てて行ったように思われるのは悔しい限り。
こんなもの結婚していた2人の問題だが、想像では母親が金の話しかしなくなるから、父親がうんざりして連絡を絶ってしまったのでは? 母やその親族に何か言わせるより、子供に言わせた方が確かに世間の同情を引くのだろう。
何はともあれケイゴ君には5/14の時点で14万バーツ(約40万円)もの募金が集まったらしい。
これで日本に5往復くらい出来そうなんだけどね。
構成:梅宮貴子 文章:犬巻カオル
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