●更新日 10/28●


激安海外旅行のチャンス!? タイ往復航空券が7千円台前半!


10月25日、Yahoo!ニュースのトップで、「タイへのツアー客が激減」と報じられていた。


どうやら激減しているらしい

首都バンコク各地の暴動で死傷者が出たり、デモ隊による様々な活動が起こっているところ、カンボジア国境の紛争で地雷による死者が出たりもしたので、渡航先として敬遠されているのだろう。
さて、「旅行者が減ってるなら、空いてて快適そうだし行こうかな」と、航空券を検索してみると、


え……? 0.74万円?
格安航空券で、こんな値段になっているのは見たことがなかったので、内容を確認してみると……



東京⇔バンコク 往復7390円

新幹線で東京から浜松まで行く片道代金より安いって……誤植?
値段表記ミスの可能性があったので、他の旅行サイトでも検索してみたが、



どうやら誤植ではない。「こんなの凄く変な飛行機では!?」とお思いだろうが、これで手配するとほぼ間違いなく、某アメリカ系の航空会社に決まることになっている。(説明すると長くなるので割愛)

実にマトモな飛行機で行けます
エコノミークラスにも全席エンターテイメントモニタがつき、映画やゲームを楽しめる飛行機だ。
何故こんなにおかしな値段になっているかは、実はちゃんと理由がある。
航空券代以外に、
・空港施設利用料(成田&タイ)
・燃油サーチャージ
・航空保険料(インシュランスサーチャージ)

……などが別途必要なのだが、まず、空港利用料は、成田空港2,040円・バンコク空港2,400円。
問題は燃油サーチャージと航空保険料だが、これらの料金が4万円強と、凄いことになっている。
航空券代以外の費用が約4万5千円かかるのだ
つまり、総額5万円強ということになる。

親切な旅行会社の案内には総額いくらになるか書かれている

何故こんなことになってしまうのか、旅行会社に問い合わせてみると、
「ここ最近、原油価格高騰のため、燃油サーチャージが上がっています。バランスを取るために航空券代を値下げしているという現状です。なお、今年10月〜12月発券分航空券代の基準になっている燃油サーチャージ価格は、5〜7月の3カ月の平均です。現在、原油価格が下がってきたため、年明けは状況が変わると予想されますが、総額はあまり変わらないでしょうね」
……とのこと。こんな状況では、旅行会社の儲けなどほとんど無いという。
「5万円以上かかるんじゃ行く価値ネーヨ」と思うかもしれないが、現在タイバーツも暴落中。


以前は1万円で3,000バーツを切っていたのが、最近は3,700バーツに迫る勢い。
物価が安いタイは、ぶっかけ飯やラーメンは1杯10〜30バーツ。宿泊施設の場合、ドミトリー(扇風機・トイレ・シャワー共同)なら1泊70〜80バーツで泊まれるし、エアコン付きの個室でも450バーツくらいから。衣類も数十バーツから揃っており、旅行するなら相当オトクではある。
バンコクでのデモも。現場付近に近寄らなければ、巻き込まれる危険はほとんどないのだが……
情勢が不安定なのは間違いないので、渡航するなら自己責任で!

※参考までに
先日デモの真っ最中に、旦那とバンコクに行ってきた。

バンコクで(後ろの店は気にしないで)
デモ地域以外は全く普通で、相変わらずタイ国民は仕事中に菓子食べたり居眠りしたりとノンビリ。
いつもどおりの雰囲気で、非常事態宣言が発令されたり、死者が出ている地区とは思えなかった。



梅宮貴子



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