●更新日 05/11●


わたしのおかあさん


名前  みうせいじん
年齢  27
性別  女


生まれて初めてお母さんへの手紙です。

私は、大人になるまでお母さんと会ったことがありません。
母は、元ホステス。父は、ヤクザでした。
母は、旦那がいるのに、父とのあいだに私ができてしまい、親権をめぐる裁判を行ったと言います。
まず、妊娠中・・・酒が大好きなお母さんは、朝から晩まで酒を飲みタバコをやっていたそうです。
そして、産気づいた時も飲んでいてフラフラと町を歩いていたそうです。

運び込まれた病院で、無事に生まれるのですが、退院の日・・・

千葉県の手賀沼に捨てられました。

手賀沼と言えば、水質がワーストに入るので有名ですよね。
運よく、釣り人に助けられ命に別状はありませんでした。
そして、ある夏の日。散歩をしていたおばあちゃんが、私を連れたお母さんと出会います。
おばあちゃんは、暑いからうちにつれて帰るからと言って私を連れて帰りました。
それから、連絡はなく。
状況が変わったのは、私が21のときでした。

いきなり、某区役所からお母さんに援助をしてくれといったものでした。(生活保護の連絡?)
会ったことさえないのに、援助はできないので、話しをさせて欲しい(もちろんこんな人に出すお金なんてありませんけど)と申し出たところ、アル中の施設に入っていると言うお母さんから連絡が来ました。

覚えてる?私おかあさんよ。

私は、ぞっとしました。もう気持ち悪くて気持ち悪くて。

こいつが、私に不幸をもたらした片割れか!と感心しました。
私は、18で結婚出産していたので、孫が見たいと言われ、興味本位で会うことにしました。
あった感想は、肌が黒くていかにも肝臓やられてますといったかんじのおばさんでした。
特に話すこともないので、適当にうなずくだけ。
そして、2回目に会ったときには彼氏連れ。
もう、言葉を失いました。
そんなに男がいいのか、色ボケばばあが!と思い、それからは会ってません。
たまに電話がかかってきますが、アル中だし言ってることがめちゃくちゃで同じことを何回も繰り返して言うので頭にきてすぐ切ってます。
海外にいこうだの(お前、生活保護だろw)、言ってることほとんどが電波でよくわかりません。

父母が死んでも、私は面倒見ません。

両方とも、私を捨てたのだから。


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