イジメの末にナイフで　タクシー運転手

先日２５日、埼玉県富士見市のタクシー乗車待ち場で客待ちをめぐり口論になったとして、同業者をナイフで切りつけたタクシー運転手梅村馨容疑者（５１）が逮捕された。梅村容疑者は「普段から文句を言われ腹が立った。ナイフは護身用」と供述しているようだが、文句を言われた程度で人をナイフで襲うものなのか？

周辺タクシー運転手に聞き込み取材を行った。





――どういったトラブルだったかはご存知ですか？
「あのー、（梅村容疑者が）

イジメられてたんですよ、かなり前々から

一年位前かな？性格が合わなくてイジメられてたんだよ。ここ（タクシー乗車待ちスペース）は協会入っているタクシーなら、誰が入っても良いんだけど、意地悪されちゃったんでしょ。イジメられていたんですよ、（大宮駅）東口に行っても「お前は来るな！」と、ここにきても『来るな』とそういったことで口論になったと。お互い引かなかったから。追い出されたんだね、結局。」


事件現場　タクシー乗車待ち場所

――被害者との関係は？
「もともと一年ぐらい前に梅村さんと鈴木さんの間にいがみ合いがあったから、睨んだりして。鈴木さんがココに来たときに来るなって言ったんでしょ。」
――梅村容疑者はどのような人物でしたか？
「普通の方でしたよ。」
――護身用にナイフを持っていたと報道されてますが？
「そんなの全然、初耳ですよ。」
――気性が荒いようなところはありましたか？
「ないとは思うんだけどねぇ、でも乗務人ってのは表面しか付き合わないんですよ。だからなんとも言えないんだけど・・・」
――事件の状況はご存知ですか？
「怒鳴りあってて、そんで外でか車ん中でかはわかんないけど、刺したみたい。鈴木さんが両方のほっぺたと腹から血を出していたみたいだよ。」


事件現場路上の血痕

やはり単なる口論が原因でなく、一年以上にもわたる確執やイジメ、それらが今回の事件を起こした動機のようだ。
表面上しか付き合わない場合が多いというタクシー乗務員。通常は乗務員同士でのトラブルは少ないとのことだが、それは通常の会社、職場でも同じことだろう。

あなたの職場は大丈夫ですか？



特捜班+大住