●更新日 ０９／１６●
結婚直前なのに初恋の彼に会いたがる淫乱人妻（予定）
今回は、こういったメールを頂いたことからスタートしました。
はじめまして。いつもサイトを楽しく拝見しています。
私は、川村敦子という28歳です。（中略）
ご連絡差し上げたのは、私は今年の11月に結婚します。その結婚前に、中学の時に付きあっていた初恋の人を探して欲しいのです。
実は、私は中学1年の時に転校したのですが、向こうでは友達は直ぐに出来ませんでした。暫くの間、中下くん（仮名）との文通や電話が頑張ろうって気力になっていて･･･。結局、自然消滅みたいな形で終わってしまいましたけど、頑張れたのは彼のおかげであることは間違いないんです。結婚を前にして、その事を思い出してしまって･･･。お願いします、もう一度彼と話をする機会を作ってくれませんか？
私は、川村敦子という28歳です。（中略）
ご連絡差し上げたのは、私は今年の11月に結婚します。その結婚前に、中学の時に付きあっていた初恋の人を探して欲しいのです。
実は、私は中学1年の時に転校したのですが、向こうでは友達は直ぐに出来ませんでした。暫くの間、中下くん（仮名）との文通や電話が頑張ろうって気力になっていて･･･。結局、自然消滅みたいな形で終わってしまいましたけど、頑張れたのは彼のおかげであることは間違いないんです。結婚を前にして、その事を思い出してしまって･･･。お願いします、もう一度彼と話をする機会を作ってくれませんか？
山木 「結婚前にマリッジブルーに入った人が、最後のアバンチュールを初恋の人としたいと･･･いうように取れますねー。なに考えてるんでしょうねー」
特捜Ａ「まぁ、まぁ。この川村さんしか持っていない想い出の形があるんですよ。初恋の人探し！こういうのが探偵の真骨頂です！やりましょう！」
ということで、
「想い出探偵〜結婚直前なのに初恋の彼に会いたがる淫乱人妻（予定）〜」出動！
今回は山木＆特捜班が手掛けました。
まずは、依頼者の川村さんと連絡を取り、ファミレスにて面談。
山木 「趣旨はメールで見たのですが、何でそこまでして探したいんですか？結婚前に最後の思い出作りですか？」
川村 「ちがいます！引越し先でいじけてる私を励ましてくれたりして、頑張ろうって気力になって、絶対東京に戻るんだ！っていう気持ちにさせてくれたからなんです。彼とは私が転校してから1年も経たない内に連絡を取らなくなってしまいましけど･･･その気持ちに嘘はないから。あの時は本当にありがとうって言いたいのと、本当、今はどうしているのかな？っていう感じだけです」
特捜A「この初恋の人探し、結婚される旦那さんは知っているんですか？」
川村 「はい、話しました。最初は渋っていたけど、何とか解って貰えました。やり直したいとか、今更そんなのないですよ、15年も前のことですから（笑）ただ、自分の中の区切りを付けたいなぁーって」
そりゃ旦那（予定）も渋るよ。よく許可だしたもんだ……。
面談をした結果、今回の調査の目的は「初恋の人である、中下さんを見つけること」です。
現在までに解っている情報をまとめると･･･
・川村さんは中下さんと中学1年の頃に付き合っていたが、中学1年の冬に高知県に転校。
・中学2年の秋前くらいまでは、文通をしたり電話をしたりしていた。以降はどちらともなく、途切れる。
・川村さんは、大学入学時に帰京。それからは東京暮らし。
・同窓会のお知らせなどは当たり前ながらないし、当時の中学の友達は彼女が早い時期に転校したこともあって、一切いない。
・中学2年の秋前くらいまでは、文通をしたり電話をしたりしていた。以降はどちらともなく、途切れる。
・川村さんは、大学入学時に帰京。それからは東京暮らし。
・同窓会のお知らせなどは当たり前ながらないし、当時の中学の友達は彼女が早い時期に転校したこともあって、一切いない。
当時、2人がしていた文通。これは、中下くんからの手紙
特捜A「これが、当時を繋げる唯一の手がかりですね」
山木 「15年前は携帯もPHSもないし、ポケベルも文字変換出来てなかった頃か。だから、文通なんだろうけど･･･」
特捜A「こんなの結婚前の女性が今でも残しておくってのが、ビックリですよ！」
それだけ、大切な想い出だったのでしょう･･･。そうでもないと、結婚前の女性が例え実家とはいえ、残してはおかないだろうし。
自分からこの手紙に書かれている住所に行ったり、当時の電話番号に掛けたりはしないのかというと、実はもう彼女はしていて、電話は現在不通だったとのこと。つまり、中下くんの家は実家ごとどこかに引っ越したことになります。
念の為、我々も手紙に書かれていた住所に赴いてみましたが、やはり引越しされていました。近隣の方に聞き込んでみても、「杉並区に結構前に引越ししたらしい」との情報が得られただけで、確定情報はなし。引越ししたのが、高校卒業後なのか在学中なのかも判断付かず。
山木 「少なくても、通っていた中学は卒業しているんですよね。今が28歳なら、94年卒。当時の先生が残っているかもしれないし、もしかしたら卒業アルバムに辿り着けるかもしれないですから行ってみましょう」
さっそく当時の中学に向かう、山木＆特捜班。
特捜A 「平日の昼に来ているのに、全然人がいない･･･。生徒だけじゃなく、学校内に誰もいない感じがしますね」
山木 「何ででしょうね？ここに間違いないはずなんですが。ナビにも○○中学校って出ているし」
確認のため、周囲の人に話を聞くと、
地域センターなんとこの中学校、もう何年も前に廃校
これはやはり「結婚直前に元彼と会いたい！」などという不謹慎な願いをもった依頼者に対する、神さまの「やめときな〜」っていう制止の心遣いなのか？！
っていうか、はたして本当に会う必要はあるのか？！
急転直下の次回をまて！
いや、まじで次回、ちょっとリアルな「初恋の人さがし」の結末ってものが見れます。
お楽しみに！
山木＆特捜班
