最高の熱燗

熱燗は美味しい。
熱燗は熱いから美味しい。
もっともっと美味しく呑みたい。
もっと熱ければもっと美味しい。

もっともっと熱ければもっともっと美味しい！！

つまり、
　ゴゴゴゴ…
こういうことでしょう

炎の力を全力で活用するのです。
おちょこごと限界まで熱してしまえば、本当に人間の限界の温度の熱燗がつくれる！
そう、それが最高の熱燗！
そうこうしているとおちょこの底に不穏な気泡が…

ボバァッ！！

あはははははははははははははははははは。

まるでビールのような泡が吹き出してきました。
日本酒なのに。まさにスペシャル！
こんなに泡立っている日本酒を見たのは初めてですねー。
めちゃくちゃ美味しそうじゃないですか。
これで準備はオッケー。後は呑むだけでございます。

まだ沸騰しているよ

熱気が凄い！
蒸発したアルコールが目を刺激してまともに目を開けません。
冷めてしまってはもったいないのでさっそくいきましょう！

あちっ、あちち

マジで持てないので、爪先でなんとか持ち上げる。
まともに持ったら指が焼け…

ドガシャン！

ギャアアアアアアッ！！

口が、口がぁっ！！！
熱いとかじゃない！味とかじゃない！
ただ単に痛いものが口の中に入ってきた！！！

これはすごい。本当にすごい！
ただつらいだけ！！



U R L 
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…どうもボクは勘違いをしていたようです。
熱燗は熱ければ熱いほど美味しいというのは嘘らしい。

皆さんも熱燗を召し上がる時は適切な温度でお召し上がり下さい。

それでは皆様、また機会がありましたら。ごきげんよう。



ニノマ