●更新日 05/10●
ため池で幼い姉弟が死亡の真実とは?両親の責任は?
ガルエージェンシー香川/ガルエージェンシー徳島 代表・内海 修司 探偵歴25年、香川県と徳島県で展開しており、関西・四国ブロックでは古参であり副ブロック長を務める。テレビ出演や雑誌での取材協力、密着取材など多数のメディア出演の経歴を持つ。浮気調査・素行調査では調査後のカウンセリングに定評があり、地元の弁護士からの信頼も厚く、多数の依頼を受けている。 |
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前回のつづき。
3月24日に香川県三豊市の「裏新池」(うらじんいけ)で起こった、矢野龍毅(りゅうき)くん(5歳)の死亡事故。
以前、龍毅くんの姉である麻弥ちゃん(当時3歳)もここで亡くなっていることから、ネット上では様々な憶測を呼んだ。
両親、特に母親に対しては厳しい批判の声が上がったが、それについて複数の近隣住民に話を聞いた。
「麻弥ちゃんの事故以来、御家族だけでなく、私たちも相当気をつけていました。御両親は2人のお子さんを可愛がっていましたよ。虐待などの話は聞いたことがありません」
「ため池では子どもだけでなく、痴呆の老人も時々亡くなっています。車ごと池に飛び込むとか・・残念ながら、香川県内では珍しいことではありません。他の子どももため池でよく遊んでいました。今回は同じ場所で姉弟が亡くなったので、ご両親はたまらなく辛いと思います」
「心霊の噂はありませんが、事故の日の3月24日はお彼岸の最終日です。5年前に同じ場所で亡くなった麻弥ちゃんに龍毅くんは呼ばれたのかもしれません。本当に可哀想です」
「麻弥ちゃんが亡くなった後、池の周りにフェンスが設置されたんですが、全部できていませんでした。フェンスがきちんと完成していれば・・・」
最後の住民の言葉通り、ため池全体にフェンスを設置することはできなかったのだろうか?
行政の担当者に話を聞くと、「すべてをフェンスで囲うとなると、他のため池にも同じ対策をしないといけなくなる。そこまでするのは難しい」とのこと。
香川県内にため池は14,619個と全国3位。ため池密度では全国1位らしく、確かにすべてのため池にフェンスを作るのは非現実的かもしれない。
全国でも約20万か所あるといわれるため池。どこのため池でも今回の悲劇が繰り返されないことを願うばかりである。
ガルエージェンシー香川/ガルエージェンシー徳島