●更新日 12/08●


使えない携帯で詐欺〜無銭飲食・・・東京地裁


詐欺の容疑で逮捕されていた被告人、吉田哲吉(52)=東京都板橋区、新聞拡張員=の公判が東京地裁で行われました。
被告人は無銭飲食をする目的で荒川区の居酒屋に入り、生ビールなど15品(8,080円)を飲食しました。そして、使えない携帯電話を店に置き、一時外出を装って逃げました。この時の所持金は500円未満。被告人は窃盗や無銭飲食等の前科10犯で、出所後2ヶ月での犯行でした。
被告人の様子
まずは被告人へ、弁護人からの質問。
弁護人  5年服役して、出所後2ヶ月だけど…どう思う?
被告人  バカなことしたと…
弁護人  やめようとは思わなかった?
被告人  とまどいはありましたけど…
弁護人  使えない携帯を置いて、信用させていたよね。いつの物?
被告人  平成13年の物(Jフォン)です。
弁護人  無銭飲食のために持ってきたの?
被告人  違います。
弁護人  無銭飲食をした理由は?
被告人  パチンコで負けたイライラから、ついやった…
弁護人  腹いせでやったの?
被告人  はい。

続いて検察官からの質問。
検察官  携帯はいつから使えない状態だった?
被告人  平成15年くらいだと思う。
検察官  それをどうして持ち歩くの?
被告人  捨てがたいというか…答えようがないです。
検察官  携帯を置いていったのは、店の人を信用させるため?
被告人  そうだと思います…

そして裁判官からの質問。
裁判官  店の人に、携帯が鳴ったら出てくれって言ったよね?
被告人  ないと思う…覚えていない…
裁判官  店には何回出入りしましたか?
被告人  2回です。
裁判官  携帯は2回とも置いていった?
被告人  はい。

信用させる為に置いていった携帯電話から、持ち主が割り出されたそうです。

検察側は懲役2年6月を求刑。

被告人は最後に、「被害者にはできるだけ早く弁済したいと思います」と述べました。
判決は12月19日に下ります。



ガル探偵学校スタッフ



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