●更新日 12/06●


常習窃盗犯の自首した理由・・・東京地裁


常習累犯窃盗の容疑で逮捕されていた被告人、池嶋恒夫(45)=住所不定、無職=の公判が東京地裁で行われました。
被告人はゴルフ練習場の事務所(プレハブ)に入り、携帯ラジオを盗みました。その後自首しましたが、被害届は出ていませんでした。ゴルフ練習場側は、事務所が荒らされていたが盗品には気が付かなかったそうです。被告人は前科5犯の常習窃盗犯で、出所して3ヶ月での犯行でした。出所時には18万円を持っていたが、風俗などに3日で使い果たしたそうです。犯行前は公園で寝泊りをしていて、現金や食べ物が欲しくて盗みに入りました。

被告人の様子

まずは被告人へ、弁護人からの質問。
弁護人  自首をして考える時間があったと思うが、常習の癖はなぜだと思う?
被告人  定職についていれば… こういう事は無いと思う。
弁護人  仕事を続けられない?
被告人  派遣だと最初にきられてしまう…
弁護人  具体的に、定職とはどんな仕事を?
被告人  刑務所に入ったら、フォーク等の資格をとりたい。今度出てきたら、住み込みの所とかでまじめに働きます。

続いて検察官からの質問。
検察官  刑務所を出たり入ったり…めずらしいよ。何度も繰り返してるが、どうしたらやめられる?
被告人  定職についてやっていけば、大丈夫だと思う。
検察官  自首したのは、食べれないから?
被告人  はい…仕事がみつからず、どうしようもなかった… 同じ事を繰り返したくなくて…

最後に裁判官からの質問。
裁判官  現金や食べ物が欲しくてやった?
被告人  はい。
裁判官  最後に言いたいことはありますか?
被告人  いえ…

検察は懲役4年を求刑しました。
判決は12月9日に下ります。




ガル探偵学校スタッフ



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事