●更新日 10/20●


世の中の裏事情 〜内縁の理由〜


「息子を探して下さい」
相談に来たのは母親でした。
その息子(対象者)は32歳。
7年前からどこにいるのか、わからないという。
以前から、息子は定職にも就かず、フラフラしていたそうです。
母親の調べでは、住民票は実家に置いたままで、手掛りになる情報は少なかった。

捜索は難航し、半年後に息子の居場所が判明した。
都営住宅に暮らしており、ドア前には子供用の自転車や遊具がある。



朝から監視していると、幼い子供2人に見送られて対象者が出てきた。
対象者は独身者である。
ベランダで対象者に手を振る女性の姿もあった。
子持ちの女性と暮らしているのか…
この時は、ただそう思っていた。



対象者は飲食店に勤めている事が判明。

一緒に暮らす女性の素性を調べてみると、意外な事実が判明する。
バツイチで子供が2人。
4歳と2歳の男の子。
子供2人は離婚後に出産していた。

子供の父親は誰なんだ…?



近所に住む同年代の子を持つ主婦達から、とんでもない事実を聞き出した。
「5年前位から内縁関係で、子供達の父親は対象者らしい」
ではなぜ結婚しないのか…
籍を入れない理由がとんでもない。
「国から生活保護や母子手当て等を貰うため」 なのだと…
「役所には、母子3人暮らしの母子家庭を装っている」というのです。
そんなにお金に困っているのかというと…
「対象者は高級車を持っていて、家族でよく出掛けてますよ」 との事。



その後の調べで、すべて事実である事がわかった。
子供の父親?かは不明だが、子供達の顔は対象者の子供の頃によく似ている。

すべてを依頼者(母親)に報告すると…
「必ず籍は入れさせます」
「孫ができていたなんて…」
 と喜んでいました。

国から母子手当てを貰うために、籍を入れない内縁関係者は非常に多いそうです。



ガル探偵学校スタッフ



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