●更新日 10/16●
女子高生探偵B
1・2
「お待たせ〜」
じゃ、ねーよ。こらっ!
明らかに明らかに、この声は噂のマユカさん。
マユカよ。
私 「・・・この声・・・マユカかな?」
涼子「そうだよね・・・マユカの声だよね」
男の前だけで出すあのマユカの独特の声に間違いない。
自分より年上はババァで年下はガキなんだよ!と豪語しているマユカの声に間違いない。
「でも何でマユカなの?いったいどドコで知り合ったの?」の私の問いに涼子が答えた。
どうやら涼子はマユカがヤンキー本領発揮する前に、一度だけ自宅に連れて行ったことがあったらしい。その時、家にいた父親がマユカを見るなり、
「さぁお小遣いだよ」と
涼子とマユカに1万円ずつ渡したというのだ。
1万円?
娘の友達に?
ゆきち
アホか正雄!(マサオ。涼子のパパネーム)
それで納得。
あのマユカのことだ、金づるになると涼子の父親に近づいたのだろう。
しかし、今の段階では「声が似ている」というだけで、マユカが浮気相手だという証拠は何もない。
父親の浮気相手が自分の友達なのかもしれない、ということで涼子のショックは相当のようだった。
とりあえず何をどうしたらいいのかわからずその日はそのまま家に帰った。
それから何も出来ないまま時間だけが過ぎた。
そして我々がテープ録音に成功してから2週間たったある日、事件が勃発した。
体育の授業に行こうと体育館に向かっていた私達のところに、マユカがやってきてこう言い放った。
時代はもちろんブルマー。しかも青。
「テメェーのオヤジはナマでやらせろって気持ち悪いんだよ!!」
浮気相手、マユカさんに決定。
大昔は女子高生
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