たまには責めないやり方　枚方警察署巡査部長

7/8午後4時ごろ、大阪府警枚方署（大阪府枚方市）の３階取調室から、逮捕、勾留中の、無職少年（１７）が逃走した。取り調べをしていた生活安全課の巡査部長が居眠りりをしたすきに逃げたという。
9日の午後、少年は女友達の母親の経営するレストランに立ち寄り通報を受けた署員が逮捕した。

枚方警察署


巡査部長は当直勤務明けで前夜から一睡もしていなかったのです。
うっかり居眠りをしてしまったのは午後2時15分ごろ。
午後2時なんて眠い眠いタイムですよね。
しかも前夜から一睡もしていない！
きちんと寝ていても眠くなったりするのに、一睡もしてなかったら眠くなるって。

絶対にこの巡査部長を批判する声の方が多いですよね。
わかります。わかります。
容疑者に逃げられちゃうのは確かにまずいです。

が、

なんで当直明けの人が午後まで仕事してるの？
警察の方はみんなそうなのかもしれないけど、それってどうよ？
その頑張りは認められないの？

私は基本的に警察、医者、学校の先生を叩きまくるマスコミが大嫌いです。
してはいけないことをしたらもちろん駄目ですが、些細なことでいじめすぎじゃないですか？

なので、私は今回大阪府警に応援電話をしました！

『今回の巡査部長さんは前の日から寝てなかったんですよね？当直明けの人が午後までお仕事してるって実際人手が足らない んじゃないですか？』

「そうですね・・・枚方署の場合は特に交通や生活安全課はほとんど泊まりなんです。人手不足もありますが、我々もそうですが、1日徹夜は当たり前で、48時間寝ないで仕事ということもよくあります」

『徹夜明けでお仕事をするって厳しいですよね』

「はい。しかし、徹夜であろうと何であろうと取調べの少年を目の前に置いて、居眠りをしてしまったことは言い逃れできません。」

『警察の方やお医者さんなどは、どうしても厳しくマスコミに書かれたりしちゃいますよね』

「そうですね、しかしそういったことをを国民の皆様に求められる職種なんだと思います。なのでその職務をまっとう出来なかったということは非難を甘んじて受けなければならないです」

『大変だと思いますが頑張って下さい！！』

「あなたのように理解を示して頂ける方がいらっしゃるとありがたく思いますし頑張れます 。本当にありがとうございました。」


調子こいちゃうこと言ったらどうしようかと思いましたが、まったくそんなことはなく、とても謙虚な方でした。

なんでもかんでも責めればいいってもんではないと思います。
警察には警察の、医者には医者の我々には理解できない大変さがあるのですから。
しかしもちろん容疑者逃亡はまずいです。
でもその奥の現状を知ろうと思う気持ちは我々に必要だと思いますよ。

負けるな！警察官！



大阪の探偵