●更新日 09/16●

アイドルも夢中になった!?その名は『ジゴロ団』


あやしい謎の軍団の名を耳にした。

『ジゴロ団』

一体どんな軍団なのか?
創始者・A氏との接触に成功した。
氏曰く、『ジゴロ団』とは店に所属せず自らパーティーを企画して客を集め、お金を稼ぐ、フリーのホストによって結成された軍団。

毎晩ホストクラブで落とされる大金を見て



「お客はお店に来るのが目的ではない。ホストに会いに来るのが目的。ならば店はなくてもホストはできる

そう思った氏は友人のホスト達に声をかけ『ジゴロ団』を結成。
メンバー達は店を辞め、『パーティー』を企画し、自分の客を誘った。
氏の読みは見事的中し、女性実業家、風俗嬢等が訪れ1回のパーティーで五百万、多いときで一千万稼いだという。



ジゴロ団のパーティーは来る客に合わせ会場、予算を決め、演出を考える。



この形式なら店の維持費も掛からず、店では百万だったドンペリを五十万で出すなど料金も低めに設定できた。
また、自分の売り上げを店に持っていかれることもない。
誕生日は稼げるので、中には5,6個の誕生日を駆使するホストもいた。

そして10年ほど前、意外な大物がこのパーティーに来るようになった。



都内一流ホテルのスウィートルームを貸し切り、開催したパーティーに当時の国民的アイドルMが来たのだ。

「みんな〜!飲んで!飲んで!」

と彼女は豪快に十万の札束をばら撒いたが、こんな豪快な振る舞いをする割には滅茶苦茶なことをすることはなく

「気取ったところのない気さくな良い子でした」

当時、常に大衆から楽しませることを期待され、マスコミに追われていたM。
ここならマスコミの目にもつかない。
Mにとってこのパーティーは、自分が楽しませてもらう側になり、思い切りストレス発散できる場だったのかもしれない。


▲A氏

店を持たず女性達に束の間の夢を見させるジゴロ団。今現在、まだ活動してるかどうかについては教えてくれることはなかったが・・・

因みにその後ジゴロ団の誰かとMが、ホストと客以上の関係に発展することはなかった。
アイドルに夢を見させてもらっていた者としては一安心…。



リ・コウジ


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