●更新日 06/17●

アルゼンチン、怒涛のゴールラッシュで大勝!


グループC

アルゼンチン vs セルビア・モンテネグロ

      − 0




前節のコートジボワール戦で3−1と攻撃陣の好調さが目立ったアルゼンチン。この一戦にも勝って決勝トーナメント出場に弾みをつけたい。
一方のセルビア・モンテネグロは勝利以外の選択肢は必要なし。悲壮な決意がキックオフ前の選手たちの表情から窺える。


前半6分、早くもアルゼンチン攻撃陣が牙を剥く。
サビオラからエリア内のMFマキシ・ロドリゲスにパスが入り、ぽっかりと空いたスペースから完璧なゴールで先制!
これで焦ってしまったのか、セルビア・モンテネグロのMFコロマンが直後にイエローカード。

対するアルゼンチンもアクシデント発生。17分、MFルイス・ゴンザレスが怪我でアウト。急遽カンビアッソに交代となった。

しかしこのアップ無しで交代したカンビアッソが追加点を決めるのだからサッカーは面白い。 31分、目まぐるしいパス交換から、エリア内でクレスポとのヒールパスでのワンツーから技ありのゴール!


さらに41分、右サイドでボールを奪ったサビオラがエリア内に切れ込んでシュート。GKイェブリッチが弾いたこぼれ球を詰めていたマキシ・ロドリゲスが自身2点目となるゴール!

アルゼンチンは前半だけで先制、中押し、ダメ押しと完璧な試合運び。最新鋭のドーム型スタジアム、ゲルゼンキルヘンのアレーナ・アウフシャルケに集まったアルゼンチンサポーターも、このゴールラッシュには思わず大はしゃぎ。


後半、何とか点を取りたいセルビア・モンテネグロだったが、チャンスメイクは単発に終わってしまう。
さらに20分、FWケジュマンがスパイクの裏を見せたスライディングで一発レッドカード! 攻守に冴えを見せていたアルゼンチンに対し、セルビア・モンテネグロはこれで成す術無し。

後半30分、2得点のマキシ・ロドリゲスを下げ、18歳の天才FWメッシがついにワールドカップのピッチに立つ。ここからアルゼンチンのゴールラッシュがさらに続く。

33分、メッシの左クロスがゴール前のクレスポに通り4点目。


39分にはFWテベスがドリブルでDF二人を抜き去り5−0。
とどめは43分、テベスとクレスポのワンツーからボールはメッシに渡り、GKの動きを落ち着いて見てからの技ありゴール!



メッシはデビュー13分で1ゴール1アシストと、“次代のマラドーナ”の看板に偽りなしの天才ぶりを見せつけた。

完全に戦意喪失のセルビア・モンテネグロは、ロスタイムに入るとアルゼンチンのボールを取りにいく意思もなくなってしまい、主審はやや早めのホイッスル。

アルゼンチンは磐石の大勝で無傷の勝ち点6。次節は1次トーナメント屈指の好カードといえるオランダ戦だ。



シェリー


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