●更新日 06/17●
騒音平山あや(?)の裁判記
前回に引き続き、OCS(大阪地方裁判所)の話。
罪名は暴行。
被告人は60歳代のおばあちゃん。
平山あやそっくりで、とてもか細いかわいらしい外見です。
事件の内容は、被告人が、被告人の住むマンションの大家さんの娘に蹴りをいれ、怪我をさせた、というのもの。
まずは、被告人の夫が出廷し、証人尋問。ちなみに、笠智衆と瓜二つです。
弁護人 「今回問題になっているマンションですけど、あなたと被告人は何年くらい住んでたんですか?」
証人 「えーーーーと、ちょっと待って」
と、言うと、くるっと後ろを振り返り、被告人に向かって、
証人「何年やったっけ?」
弁護人「ちょ、ちょっと!他の人に聞かないで、自分の記憶で答えてください」
証人「いやいや、ちゃうがなぁ。ちょっと聞くだけや」
と、言った途端、裁判官、検察官、書記官が立ち上がりながら、
全員「だから、聞くなって!!」
と、総ツッコミ。すると、証人、頭をかきながら
証人「かなわんなぁ、アハハハ」
さすが大阪。
裁判もボケとツッコミが確立しちゃってるんですよ。
そんな漫才のようなやり取りを繰り返し、証人尋問は終了。
次は注目の被告人質問。
弁護人「大家さんから、家賃滞納してるわけでもないのに、「出て行け」と言われたそうですね?」
被告人「…わかりません」
弁護人「以前、大家さんと民事訴訟にまでなったんですよね」
被告人「…覚えてません」
弁護人「んーーー、じゃあ、民事の時に問題になったことを読み上げますね。禁止されている黒いゴミ袋でゴミを捨てたら大家さんに注意されて、羽交い絞めにした。あと、大家さんの夫に石のような物を投げつけた。突然、大家さんに覆いかぶさった。他には、大家さんが雨戸を掃除してるときに、「ウチのも掃除してやー!家賃払ってんやから!!」と大声で怒鳴った、と」
この被告人、近所迷惑ばかりかけてたみたいです。
外見は華奢なんだけどねぇ。
大阪の騒音おばさんといったところか。
弁護人がこれだけ細かく読み上げても、
被告人「…覚えてません」
弁護人「大家さんの娘を蹴ったあと、一緒に病院に行ったのは覚えてますよね?」
被告人「いやぁ…」
弁護人「そのあと、警察に行ったのは?」
被告人「行ってないような…」
法廷にどよーーーんとした空気が充満している中、証人尋問が終わって、傍聴席に座っていた被告人の夫が、
夫「忘れたんかなぁ」
もちろん、裁判官は大声で、
裁判官「傍聴人は黙って!!」
被告人夫婦と裁判官でトリオ漫才みたいな感じなのよ。
大阪地裁のすべてがこんな感じではないと思うけど、ちょっと強烈だな。売店といい、この裁判といい、笑わせた者勝ちみたいに見えるもん。恐るべし、OCS.
では、今回はこれにて閉廷!
阿曽山大噴火
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