●更新日 12/21●

東京の水が美味しくなった!?


新東京名物(?)として注目の『東京水』

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原材料名は水(水道水)

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▲“あの”と意味深な強調をされている金町浄水場

東京都水道局が出している金町浄水場で高度浄水処理した水をペットボトルに詰めたもの。
だが『東京水』という名称は東京都の水道水の愛称でもある。

ラベルは何度かデザインを変えており、以前のラベルには

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“都独自のおいしさに関する水質目標と「東京水」の水質”

という一覧表が掲載されていた。
この表を見ると『東京水』は基準値をクリアしている。

が、注意書きには“金町浄水場の高度浄水処理水”の文字。

つまり高度浄水処理をされた『東京水』のデータ。
では、高度浄水処理をされていない水道水(東京水)はどうなのか?

東京都水道局に聞いてみると

「現在は普通に処理したものと、高度浄水処理したもののブレンドです」

最近は水道水を飲まない人も少なくないが、現在の東京の水道水も汚いわけでなく飲んでも大丈夫とのこと。
味の良し悪しは別として。

また『東京水』の製造者の住所は埼玉県秩父市大滝。
つまり都内で処理した水を秩父まで持っていき商品として製造、販売しているということ。
あまりに非効率でコスト度外視という指摘があることについて聞いてみると

「確かに非効率的ですね」

しかし、『東京水』は利益目的ではなくPR目的の商品の為、少量しか製造しておらず、都内には
少量の製造に対応している工場がない状況だ。
葛飾区から秩父までの運送料も、
「それ程高くないです」
とのこと。

都庁売店の販売員に『東京水(高度浄水処理水)』について聞いてみると

「たいへんご好評を頂いております」

ということで売り上げも良いそうだ。

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現在、東京都水道局は『安全でおいしい水プロジェクト』を推進中。
平成25年度の都内の高度浄水処理率100%を目標値としている。

『東京水』は“東京の水はまずい”という汚名を晴らす為、廃水背水の陣で挑む一大プロジェクト(?)成功の呼び水となるか?



li.kouji


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