●更新日 04/08●

高校で短銃自殺!現場の様子と生徒の反応


4月8日午前、警察に追われた暴力団と思われる男が都立富士高等学校敷地内に逃げ込み、そこで短銃自殺をするという事件が発生した。
同日歌舞伎町で起こった射殺事件と関連があると見られているが、ここでは当日午後の富士高校付近の様子と、生徒や付近住民から聞いた事件当時の状況を報告したい。

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事件発生から数時間が経ったからか、現場付近には数人の刑事・警官がいる程度で、大きな混乱は見られなかった。
男が自殺したと思われる場所でアメフト部が活動準備を行っていた辺り、生徒も特に動揺していないようだ。

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▲アメフト部と、その横で何かを探す刑事らしき人物達


下校中の同校の生徒達に、事件について聞いた。
「(現場に近い)体育館で入学オリエンテーションをしていたのですが、銃声は聞こえませんでした。ただ、一部の子が『何か聞こえた』と騒いでいたので、聞こえた人もいたかもしれません。
事件そのものは、午後になって教室に戻ってから担任の先生に聞きました。皆ちょっと驚いてましたけど、特にパニックとかはありませんでした」
(1年生男子)
「教室にいたので、事件については全く気付きませんでした。お昼に放送があって初めて知ったので、少し騒いでた人がいたかな」
(3年生女子)


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▲某局のアナウンサーと撮影班も取材で大忙しの様子。他にもいくつかの局が来ていた

また、現場近くにある飲食店の主人は、事件当時の様子をこう説明してくれた。
「その時は外で掃除をしていたんだが、妙にパトカーが多いなと思ったら、大きな音が聞こえたんだよ。警官が騒いでたし、火薬のにおいもして来たから、すぐに発砲だってわかった。
その後も、近くで男の人が警察に捕まってたな。刀を取り上げられてたから、多分仲間だと思うよ」


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▲現場付近の、赤黒いシミの付いたレンガ。確証はないが、もしかすると…?


高校と言う教育の場で、新年度が始まった直後に起こった凄惨な事件。
これを教訓にして、教師や保護者の方々にはもう一度、警備面について考え直して頂きたい。



探偵ファイル・静山



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