●更新日 08/06●
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笹井氏の自殺と今後のSTAP細胞事件





森口尚史

STAP細胞事件のキーパーソンの1人である笹井氏が自殺した。まずは笹井氏のご冥福を祈りたい。恐らく笹井氏の自殺の引き金は7.27に放映されたNHKスペシャルだろう。
番組内容は「笹井さん、自殺しなきゃいいけれど…」と私が思えたほどだったから…たぶん間違い無い。

それにしても彼の死は今後のSTAP細胞事件の帰趨に大きく影響を及ぼしかねない。まず、近々に予定されていた理研CDBで行われているSTAP細胞検証実験の中間報告記者会見は延期になるだろう。

また、小保方さんは弁護士を通じて「お悔やみの言葉」を述べるだろう。ただ、この状況での発言は気をつけたほうがいいですよ、小保方さん。いつものように余計な事は言わないほうがいい。
たとえば「とても再現実験を続ける気にはならない」という旨の発言をすると世間の多くは「再現実験をやらずに済む言い訳ができでよかったね」などと悪く言うだろう。

また、彼女は「笹井先生の遺志を胸に再現実験をがんばります」と言うかもしれない。
ただ、彼女が本当に笹井氏の事を思うのならば、洗いざらい吐いて楽になり、様々な厳しい処分・罰を受けてほしい。

そして、その後、幸福の科学や彼女を擁護する科学者・評論家の元に身を寄せると良いではないか。なお、今後、彼女が自殺しないように彼女には税金で物々しい防衛体制がとられるだろうが、若山氏や丹羽氏にも同様の体制をしいて差し上げたほうが良いのではないだろうか?小保方さんよりも男性陣のほうが危ない気がしてならないのだ。

ところで笹井氏は遺書を残したそうだが、そこにはSTAP問題の真相の「1部」と小保方さんへの「最後の思いやり」などが書かれている線が濃厚である。当局には笹井氏の遺書の内容を公開して貰いたい。そしてマスコミは、今こそSTAP細胞事件の仕掛け人たる東京女子医大の大和氏を直撃して糾弾していただきたい。社会問題としてのSTAP細胞事件を有耶無耶にしないために、これらのことを当局やマスコミは実践して貰いたいと切に願う。このままではSTAP細胞事件の全ての責任が笹井氏に押し付けられかねず、笹井氏が不憫である。

思えば、3.14の記事で、私はSTAP細胞・STAP幹細胞問題は“スリル・ショック・サスペンス”と書いたが、そのような展開になり、少々複雑な心境である。




森口尚史 森口尚史(元 東京大学特任教授)


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