・被告人定事項
氏  名:植園 貴光 (36)
住  所:滋賀県湖南市石部南4
職  業:解体工
家族構成:両親と妹の4人家族で公営住宅暮らし
地元の小、中学校を卒業後、父親の建設業などの手伝いをしていた。

・事件概要
事件1
発生現場:JR北陸線 特急「サンダーバード」(富山発 大阪行き)
発生日時:平成18年8月3日午後9時20分ごろ

特急が福井駅を出発した直後に、6両目の前方から2、3列目にいた大阪市内の会社員女性(当時21歳)の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」と脅した後、繰り返し女性の下半身を触る。
さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、トイレ内で同女性をレイプ。
女性は車両前方のトイレに連れて行かれる途中、恐怖のあまり助けを求める声を上げる事もできず泣いていた。
車内では約40人の乗客がおり、一部が異変に気付いたが植園被告に「何をジロジロ見ているんだ」などとすごまれ、制止できなかった。又、車掌に通報するといった対応もされていなかった。

事件2
発生現場:JR湖西線 普通電車(近江舞子発 京都行き)
発生日時:平成18年12月21日午後10時30分ころ

電車が堅田〜京都駅間を走行中、植園被告は、先頭車両の最後部ボックス席に座っていた
滋賀県大津市のパート勤務の女性(27)の通路を挟んで隣のボックス席へ座り、「ええ服着てるやん」と声を掛け、さらに「オレ、ヤクザや」などと脅しながら、女性の横に座り、突然女性の服をまくり上げて「逃げたら殺すぞ」と言いながら強姦した。
被害女性は京都駅で保護され、駅員に被害を訴えたが、一方、植園被告は京都駅で反対方向の電車に乗り換え、同日11時20分ごろ、雄琴駅で一緒に降りた。
女子大生(20)の足を蹴り付け、女子大生は無視をして立ち去ろうとしたが、「謝っとるやないけー。なんや」などと言って口論に仕立て上げ、他の乗客が改札を出て人気が無くなってから、手をつかんで男子便所に連れ込み「騒いだら殺すぞ」と脅してこの女子大生も強姦した。

(注釈)
事件2の件で滋賀県警が捜査し、本年1月に植園被告を逮捕。
余罪を調べる過程で事件1が発覚し、大阪府警に再逮捕された。
平成19年4月6日初公判が行われた。

・周辺の評判
「昔から同じような事件を起こしていたワル」
「以前からレイプまがいの行為を繰り返していた」

・その他余罪
17、18歳の女性の後を付け、家に入る一瞬を狙って被害者宅に押し入り、家人がいれば逃げるが、不在なら、女性に対しわいせつ行為に及んでいた。
同じような被害者は多数いた模様だが田舎のことなので、被害者は警察に届けるのを渋っていた為、事件化されなかった。


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