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	ガルエージェンシー奈良中央／奈良橿原 代表・福林　英哉 刑事警察において組織犯罪や特殊知能犯罪を担当し、１９９９年にガル奈良橿原、２０１３年に新ガル奈良中央を開設。これまでに刑事、民事事件を多数解決する。卓越した調査力、誠実で丁寧な相談が好評を得ている。

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７月４日午後２時頃に、奈良県香芝市にあるリサイクルショップ「開放倉庫香芝店」の女子トイレで拉致された小学校６年生、森田琴音さん（１１）。



従業員出入口付近に偶然いた従業員が「キャー」という女の子の悲鳴を聞いており、すぐさま茶色の木の柵の隙間から駐車場を覗いたところ、青い車が駐車場から走り去るところを目撃。トイレを確認すると人の姿はなく、女性もののサンダルが片方だけ落ちていた。








警察が周辺のコンビニや店舗の防犯カメラ映像を確認したところ、複数の店舗で青色ミニバン（ホンダ・フリード）が映っており、犯行車両と犯人を特定。

事件発生から３７時間後の５日、午後９時３７分に犯人が逮捕され、琴音さんも無事保護された。犯人は伊藤優容疑者（２６歳）、無職の男であった。伊藤容疑者は抵抗することなく素直に逮捕に応じている。


【早期解決の決め手は】
警察は犯行車両を特定したものの、どこにいるのかまではわからなかった。

しかし、５日の午後９時頃に奈良県南部の御所市の国道上で犯行車両を発見。おそらく自動ナンバー読取り装置、通称「Ｎシステム」による感知であろう。

その後、捜査車両による尾行が始まり、約１８分尾行して体制を整えた警察は、大和高田市内の国道上で犯行車両を停止させて職務質問。後部座席にいる女児を発見して保護するとともに、犯人を現行犯逮捕している。


【被害者は無事】
琴音さんは、電気コードなどを纏める結束バンドで後ろ手に縛られていたが、着衣などに全く乱れはなく、悪質な被害には遭っていなかった模様。

精神的には相当なショックがあっただろうが、性的被害を含む身体的被害がなかったことがせめてもの救いである。


今回は、奈良県警の早期の捜査展開が功を奏したいい事例だといえる。被害者の無事保護、これに勝るものはない！



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