●更新日 05/14●






バカッター2013年ワースト5と明学生が考えたSNSの為の5つの合言葉





バカッター

「バカッター」とは元々、「Twitter」と「バカ」を掛け合わせた言葉でTwitter上で犯罪行為や写真、とんでもない問題発言を自慢気に晒す事を指していた。この言葉が知られるようになったのは2013年、バイト先の冷蔵庫に入ったり、店の備品で悪質ないたずら行為をした写真をSNS上に掲載する人たちが相次ぎ、ニュースに取り上げられた為だ。
2013年は「バカッター炎上の夏」と言っても過言ではないくらい連日、不快な投稿がつづき店側は消費者の信頼を失った。ここで今更だが、印象に残ったバカッターを弁護士の意見を元に罪深い順にランキングしてみた。

第5位 ピザハット 高井戸店
アルバイト店員がピザ生地をマスクのように顔にかぶった写真をTwitterに投稿した。廃棄食材でお客様には提供されなかった。
弁護士;刑事事件として成立は難しく、廃棄食材で損害も認められません。

第4位 ミニストップ 向日寺戸町店
男子高生がアイスクリームの陳列冷凍庫に入りTwitterに投稿した。店は冷凍庫の入れ替え、商品取り換え、返金措置をした。
弁護士;刑事事件として成立は難しいでしょう。損害賠償は可能です。

第3位 スシロー 太閤通店
大手外食チェーン、スシローでお客が醤油の注ぎ口を口にあてる画像をインターネット上にアップ。店は県内36店舗の醤油の取り換え洗浄をした。
弁護士;刑事事件として成立は難しいでしょう。損害賠償は可能です。

第2位 蕎麦屋「泰尚」
個人経営の蕎麦屋でアルバイトが食器洗浄器に入っている画像をインターネット上にアップ。店は閉店。
弁護士;刑事事件として成立は難しいでしょう。民事的にも閉店という結果は重いのですが、同様に閉店と因果関係が認められるかどうかは別としてある程度の損害賠償は認められるでしょう。

第1位 餃子の王将 金沢片町店
大手外食チェーン「餃子の王将」で男10人が店内で服を脱ぐなどし、その画像をインターネット上で公開。店は閉鎖。
弁護士;刑事事件としては威力業務妨害と公然わいせつで、民事的にも店が閉鎖という結果が大きいので、因果関係が認められるかどうかは別としてこれが一番重いでしょうね。

昨年にはもう、このようなバカッターは現れなくなった。そのひとつの理由としてSNSの付き合い方を考えたバカッター防止の活動などの影響もありそうだ。
明学生が考えたSNSのための5つの合い言葉はFacebookで6000以上の「いいね」を獲得し、現在も拡散中である。

明学生が考えたSNSの為の5つの合言葉
①友だちは、フリー素材じゃ ありません
②その個性の出し方、間違っていませんか
③デマの中継所にならないでっ!
④昨日、SNSで何を見たか、思い出せますか?
⑤歩きスマホは、歩く武器

その個性の出し方。間違っていませんか?

学校も時代に合わせた教育が必要であると実感する。自分勝手な行為で多くの人たちに迷惑を掛けるので、謝罪はもちろん退学などの厳しい処分が望まれる。
では、バイトテロやバカッターが社会現象になった当初、報じられる事は少なかったがその後の処分はどうなったのであろうか。



つづく



土岐 土岐


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