●更新日 05/05●
探偵 VS ヒーラー
ガルエージェンシー愛知豊田 代表・兼子 季之 大手設備会社を経て設備会社、飲食店の経営者として手腕を振るう。その後、『番長』に憧れて探偵を目指すように。一瞬にして相手の気持ちを解きほぐす明るい人柄から、依頼者には「友だち感覚で相談できる」と評されることが多い。 |
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前回のつづき。
開口一番、ヒーラーからはこう言われた。
「あなた、腰が悲鳴を上げている。あと、背中が疲れてる。胃は大丈夫だけど腸が弱いですよ」
「へ・・・?」
当たりだった。
こ、こいつ・・・。
まあ大体背中、腰、首、肩ぐらい言っておけば当たるわな。
すると、「うちの院に行きますか?」と言って、ヒーラーは席を立った。
じゃあ、最初からそっちに行こうよと思ったが、黙って後ろをついて行く。
ついたのは、あまり施術院っぽくはない場所。
一瞬ひるんだが、今さら引き返せない弱気な私。
施術台? に寝かされ、腰と背中に手をかざすヒーラー。
最初は何してんだ、この人?? と思ったが、施術開始して数分たった頃だろうか。
あれ、腰の違和感が薄れたような、薄れてないような?
10分を過ぎると確実に違和感が薄らいでいる。
背骨も重力がかかってないような感じで軽い。
今までの慢性的な疲れは確実にどこかにいってしまった。
施術が終わる頃には腰も軽く、今までの違和感はなんだったんだ! というくらい爽快だ。
「ありがとうございました!」
社交辞令ではなく思わず出てしまった感謝の言葉だった。
すると、「私はお手伝いをしただけ。治したのはあなた自身」とのこと。
久しぶりに感動した。
すごいぞ、ヒーラー! 恐るべしだ。
ガルエージェンシー愛知豊田
・探偵、ヒーリングを受ける ・先に言えよ! ・この世の者でない者 |