●更新日 01/09●
『これって詐欺ですよね?』 横浜の探偵の日記B
1・2
その後も、M子さんは治療費や通院費がない、仕事用に使っているパソコンが壊れてしまった、
マンションの売却が難航している等々、様々なトラブル?が生じた「彼」の為に、
200万円近く、(これで総額300万円!)お金を貸してあげたことになる。
彼と会う時は、車のガソリン代も払ってあげていた。
彼のMACは特注品で50万円なんだそうです・・・
M子さんはトラブルが解決すればすぐに返すという「彼」の言葉を信頼していた。
そんな中、「彼」はこの様な事もM子さんに言い出すようになっていたと言う。
彼「俺は楽天家で、後悔はしない人間だけど、唯一後悔しているのは
妻と結婚したことだ。
実は君と知り合う前から不思議な夢を見ていて自分が死んだ後に泣いている女性の
夢なんだ。
その女性と俺は愛し合って自分が死ぬ時に看取ってくれるんだ。
今になって分かったけどその女性は君だよ」
そんなある日、朝から彼と連絡が取れなくなり
「もしかして病気が急変?」
心配になり携帯電話以外に唯一聞いていた彼の会社に電話をかけた。
Kと名乗る彼の部下という人間が出て、連絡があったことは伝えてくれるという。
K「病気療養中の○○ですか?」
という対応の不自然さに少し違和感を覚えたが、とりあえず「彼」からの連絡を待つ事にした。
数時間後にようやく彼から連絡が入った。
だが、M子さんはその内容に思わず耳を疑った。
彼「お前、Kに何を言ったんだ!?どうしてお前は人の事情を考える事ができないんだ!!」
つづく
ガルエージェンシー横浜駅前
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