●更新日 06/18●
私は、入社7ヶ月目の調査員です。 <対象者が改札通過時、調査員は正面の映像を撮る為、先回りする> 対象者が喫煙者である事と、喫煙車両を取っていた事とを踏まえて喫煙車両ばかりを何往復も捜しました。ところが、何回探してもいない。発車後の車内で焦りは募りました。もしかしたら、一時的に席を外しているのかも。まさか、乗車していない!?と様々な考えが浮かびました。 一度、冷静になり全車両を片っ端から捜してみる事にしました。すると、ヘビースモーカーである対象者は禁煙車両に座っていたのです。 やられた!と思ったのと安堵感でいっぱいでした。良く考えてみると、対象者が必ずしも喫煙席に座っているとは限らなかったのです。車内は空いていましたし、一時的に違う席に座る人だっている事を念頭から外していました。まさに先入観による誤解でした。 探偵学校の講師の方々や、入社直後、先輩に言われ続けていた「調査員は、先入観を持つな」と言うことを入社7ヶ月目と言う慣れから、完全に忘れていました。自分では、先入観を持っていないつもりでしたが、無意識の内にどうしても先入観が入ってしまうものなんだなあと認識しました。 逆に、名古屋に到着してからは全く土地勘もなく、事前情報等の手掛かりもなかった為、初心に返り、見失わない事と、立ち寄り先の映像等に細心の注意を払い行動出来ました。お陰で、なんとか無事に調査を終了する事が出来ました。 <名古屋にて、見失わないよう尾行する> 調査員とは、常に初心を忘れず、且つ先入観を持つ事なく行動する事が大切である事を思い知らされる調査でした。今後も、慣れから来る根拠の無い自信に惑わされる事なく調査を成功させていきたいです。 総合探偵社ガルエージェンシー |
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