●更新日 04/19● 写真
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ラオウ、星になる


「わが生涯に一片の悔いなし!!」
そう言い残しこの世を去った男『ラオウ』



1983〜88年「週刊少年ジャンプ」で連載された人気漫画「北斗の拳」の登場人物。
主人公ケンシロウの兄として、また宿命のライバルとして数々の死闘繰り広げ、壮絶な最期を遂げた世紀末の覇者。

そのラオウの死を描いた映画『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』の公開を前に、連載当時には行うことのできなかったラオウの葬儀『昇魂式』が、18日に高野山東京別院にて行われた。

会場は長蛇の列

寺院で本格的に漫画のキャラクターの葬儀を行うというのは前代未聞のこと。
会場には遺族を代表して原作者の原哲夫氏を始め、様々な著名人が駆けつけた。

堀江氏・原哲夫氏

ラオウの魂を星に送るという『昇魂式』はラオウの経歴紹介から始まり、7人の僧侶による読経、弔辞拝受と進む本式の葬儀である。

弔辞を読む俳優・宇梶剛士氏

「ラオウ、あなたの生き方に勇気をいただいた」
映画でラオウの声を担当した宇梶剛士氏はラオウの遺影に向かいそう語りかけた。

息子が持っていたのをきっかけに「北斗の拳」の世界に入ったという歌手の谷村新司氏は、葬儀委員長として登壇。



ラオウは魏の国(三国志)の曹操のようだと語る。

そして、息子を賢士朗、娘を友里亜と名付ける程の北斗の拳マニアとして知られる空手家・角田信朗氏は、遺影の前で空手演武「征遠鎮」を披露。


他にも、武田幸三氏や森下千里氏といった著名人が葬儀に参列した。

葬儀に参列する森下千里氏

冷たい雨が降るこの日、平日にも関わらずラオウを弔う為に集まった人数はなんと約3000人。
これは連載終了から20年近く経った現在でも「北斗の拳」という漫画が、そしてラオウというキャラクターが愛され続けている証拠だろう。

映画『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』は4月28日公開予定。
葬儀に参列した人も参列出来なかった人も、28日は映画館へ急げ!!



島雷鹿&多田


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