●更新日 03/03●

エボニックス


エボニックス(Ebonics)とは主にUSに住むアフリカ系アメリカン(黒人)が使う英語の事。
1996年、殆どが黒人生徒であるカルフォル二ア州の公立高校でスタンダードな言葉(英語)のクラスを廃止し、エボニックスクラスを設けた事でそれまで特別視されていなかったのが一気に全米の注目に。
この学校の黒人生徒の大半が英語を喋れず文盲であり、卒業する生徒より中退して逮捕される生徒の数の方が上回っていた。そこで学校側がエボニックスにすれば、興味を持ち勉強してくれるのでは、と考え出した苦肉の策。ところが政府がエボニックスを“言葉”として認めず、学校への資金を拒否。

現在、全国の公立学校でエボニックスは教えてはいませんが、ヒップホップの人気と共にエボニックスが黒人以外にも広がっているようです。
高校生の間ではエボニックスを使って会話をするのが“クール”なのだとか。

エボニックス
公立校には下校時に問題が起こらないように    学校の近くで“チリング”している彼らの会話は
警察が出動。日本だったら考えられないですよね。 すべてエボニックス。



そこで、近所の“クール”な高校生達にエボニックスを習ってきました!


· ハロー(Hello)これ以上シンプルな単語はないと言えるハローが。
→wha da dilly yo  ワダ/ディリーヨー

· 元気?(How are you?)調子はどう?(What’s up?)
→How iz ya? Whatzsup? ハウズヤ? ワズァップ?
わりと普通。英語を崩しただけですね。

· 彼女(My girlfriend)
→muh ma fu**in ho nigga ya'll iz madd stupi ムーマ/ファッ○ン/ニ○/ヤル/イズ/マード/ストゥーピ
本当に彼女の事なのか謎。彼女にしては愛情がこもっていないような響きが。

· 彼氏(My boyfriend)
→muh ma fu**in big poppa peep this sh*t ムーマ/ファッ○ン/ビッグ/ポーパ/ピープ/ディス/シェッ○
もはやなんと言って良いのか。

· 私は日本人です(I’m a Japanese)
→ah be japanese in da hood  アービ/ジャパニーズ/インダフードゥ



カタカナにすると怪しさが増してますます意味不明になってしまいそうですが、雰囲気だけでもつかめて貰えば・・・文法はまったく無視。単語の最後の文字は発音しない事が多い。喋る時にリズミカルにする。エボニックスの法則とでも言いましょうか。
スラングとエボニックスは似ているように思いますが、彼らによるとエボニックスの方が、数倍レベルが上なのだそうです。

正直、エボニックスは聞き取りにくく、乱暴な単語が無意味に使われ意味不明なことが多く、決して使いたい種類の言葉ではありません。でもアメリカ文化の一つとして存在していると言う事を、知っておくのは悪い事ではないでしょう。

それではみなさん、今日が素敵な一日になりますように!


gots uh fu**in day ! an dat boil on mah ass

絶対素敵な一日になるようになんて思ってない言い方な気がするなぁw



MAYU@エボニックスは怖い


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