●更新日 02/28●
テロの背後に「死を生み出している産業」?
「市民人権擁護の会(CCHR)」
この、あまり馴染みのない団体が
「完治した人0、死を生み出している産業」
と強烈に批判している分野がある。
それは「精神医学」。
彼らが「精神医学の実態」を伝えることを目的とした「移動式博物館」が、都内なかのZEROホールに来た。
パネルや映像などを使って精神医学の歴史や問題点などを訴えているが、確かに昔の精神医療は、治療というより拷問。
拘束、鞭打ち、冷水に突然患者を突き落とす「ショック療法」。
かご状の棺桶のようなベッドに閉じ込める、患者を回転椅子に座らせ、1分間に100回転させるなどなど…。
そして1930年代には電気ショック、「脳の前頭葉を切除する」ロボトミー手術が登場。
ロボトミー手術の中には、医療用の木槌でアイスピックを患者の眼窩の骨の下に刺し、前頭葉の繊維を切断する手術もあった。
そして現在の精神医療も、CCHR曰く
「精神医学は患者を薬漬けにし、その禁断症状の副作用が患者の暴力や自殺を引き起こしている」
更に最後に、こんな衝撃的な告発。
「9.11テロの背後にも精神医療や心理学がある」
つまり精神医療や心理学を応用したマインドコントロールでアルカイダのテロリストは作られているということらしい。
彼ら独自の主張は止まらない。
日本で起きたオウムのサリンによる無差別テロで一番悪いもの、教祖の麻原彰晃ではなく弟子の林郁夫(無期懲役囚)で、実は麻原も元医者の林郁夫にマインドコントロールされたというのだ。
最後に、薬もダメじゃ精神病患者はどうすればよいのか聞くと
「食生活を変え、ビタミンを摂取すること」
なので、薬は必要ないというのだが…。
この徹底的に「精神医学」を否定するCCHRを設立したのは、精神医学の教受・トーマス・サズ博士。
そしてハリウッド・スターのトム・クルーズやジョン・トラボルタも信者なことで有名な新興宗教団体サイエントロジー教会!
この移動式博物館、“色々な意味で”驚きの連続だ。
リ・コウジ
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