●更新日 02/01●
礼儀正しい露出狂
最近カルフォル二ア州のある町の自然公園ではハイキング、自転車、乗馬などの為に訪れている人々の合言葉が「裸のあの人物はいったい誰?」になっているとの情報が記者の下に届いた。
なんでも中年で小太りの男性がメガネと黒いベレー帽をかぶり、公園内をジョギング。体毛はなく、汗でじっとりとした赤い肌が気持ち悪いとの事。
別に何をするわけでもなくひたすら黙々と足り続ける彼は、大変礼儀正しく、すれ違う人々に深々とおじぎしながら挨拶をしてくれるとか。しかも物凄く丁寧で綺麗な言葉使いなのが人々を驚かせているようです。
目撃者のインタビューに成功したのですが、この裸の中年ランナーの印象は
「体は気持ち悪い。筋肉がぷよぷよとしているし。それに肝心な所もまったくもって大した事無い」のだそう。
ここまで言われてまで足り続ける彼の目的は一体何なのか。
是非写真をと頼んだのですが、最近カルフォル二アの方も寒いらしく、彼は出没していないそうです。
やはり年齢もあるし寒さは堪えるのでしょう。
ちなみに、カルフォル二アには沢山のヌードビーチがあって、ヌードはあまり珍しくない。
公の場で露出するのは違法で、多数の目撃者がいて、警察にも通報されているようなのになぜ逮捕されないのでしょうか。
警察官に尋ねた所、露出者は現行犯逮捕か身元の確認できる証拠なしでは逮捕できないそうです。
裸の中年ランナーもメガネとベレー帽でかるく変装しているので、身元の確認が出来ていないのでしょう。
目撃者は「彼がおばさんに怒鳴られてるのを見た。『美しいならまだしも、汚らしいあなたの体は裸になる資格なんて無いのよ!』と言われて、泣きそうな顔をしながら走り去って言ったわ(笑)」
本当にかわいそうな中年ランナー。
「別に裸って言う以外、ただひたすら走っているだけなんだけど、その一生懸命さと礼儀正しい所が妙におかしくて、ついつい公園に行っちゃうのよ」と言い切ったこの目撃者。
世の中本当にギブアンドテイク。ただ本当に裸で走るのは違法なので、捕まる前に止めた方が無難だと思うのですが。
おまけですが、NYには「裸のカウボーイ」というギターを持った名物お兄ちゃんがいます。
実は編集長とえりちぃはこの人を目撃していて、大笑いしていました。
MAYU
|