●更新日 11/30●
このシンボル知ってますか?
このシンボルを見かけたことはありますか?
最近このシンボルが問題になっている街が出てきました。ある人は「平和のシンボル:ピースサイン」と言い、ある人は「イラク戦争反対のシンボル」と言い、ある人は「悪魔のシンボル」と言います。
とある田舎の小さな街で、この形の草冠をドアにかけていた家の持ち主が、アンチ戦争派だの悪魔崇拝者だのと言われ街中引き込みの大騒ぎに発展。街を追い出されそうになっている−というニュースが目につきました。
そこで、今までこのシンボルはピースサインだと思っていたのですが、いったい何処から、誰が作り、本当の意味は何なのか調べてみる事にしました。
1958年、イギリスのアーティスト、ジェラルド・ホルトンが核兵器廃止運動のシンボルとしてデザインしたのが最初です。核兵器廃止運動のシンボルから60年代に入り、戦争反対のシンボルになり、60年代後半から70年代にかけては“ヒッピー文化”の象徴シンボルとなって行きました。
円の中の直線と下に広がっているラインは、手旗信号のNとDを合わせた物。
左がNの信号。右がDの信号。
Nuclear (ニュークリア/核)Disarmament(ディスアームメント/廃止)
シンボルが悪魔の記しと言われるのは、円の中のラインがカラスや鶏の足跡に似ている所。真っ黒で悪魔のメッセンジャーと言われているカラスや悪魔に捧げる生贄として使われる鶏の足跡は昔から不吉とされ、多数のオカルト集団のシンボルにもなっています。他は、円の中のラインは折られた逆十字架、ローマ帝王だったネロがクリスチャンを脅す為に使ったシンボル等と言われています。
一般的には平和のシンボルとして広まっているようですが、本当の意味は「核廃止」でした。
でも核廃止は平和へと繋がって行くと思うので「平和」という取り方でも良いのではないでしょうか。
本当の意味での平和が世界中に来るように。
あっ、なぜコレがピースなのだろうか。
MAYU
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