●更新日 10/18●
浮気調査の常連さん
世の中には懲りない男性がいるもので、浮気調査の“常連さん”という人がいるんです。
今回はそんな、常連さんの話。
依頼者は対象者(ご主人)とともに飲食店やスーパーを経営している40代の女性。
最初に依頼に来たのは3年前。
その時は、かなり興奮していたものの、それが3年も続けば慣れたもの。
今回は「すみませんねぇ。またなんですよ。お願いできますか?」と終始にこやか。
実は、対象者の浮気相手も3年前から変わっていない。
もともとは対象者の経営する飲食店で働いていた27歳の女性。
対象者にマンションをあてがってもらい、現在も暮らしているという。
早速、依頼者が怪しいという金曜日から調査開始。
対象者が外出するのを待って尾行。
何度も浮気がバレているというのに、全く警戒心もなく、自宅から12分程のマンションに車を止め、入っていった。
私は、証拠映像を撮りながら、そのまま尾行。
エレベーターに同乗し、対象者が入っていった部屋を確認。名前を見ると、やはり、以前の浮気相手の住む部屋だった。
その後、出てくる気配がないので、マンションの入り口が見える場所で張り込み。
対象者が出てきたのは、午後10時。
なんと、浮気相手と腕を組んで出てきた。こちらとしては好都合だけれど、ここまで思い通りに事が進むと、ちょっと怖い・・・。
今回の調査は、この証拠映像を撮って終了。
依頼者に報告。
依頼者「はあ、今度はあそこですか」
取り乱すどころか、逆に感心している様子。
普段なら、その後の行動などは聞かないのだが、常連さんということもあり、聞いてみた。
依頼者「(主人を連れて)ご近所の方々に、菓子折り持ってあいさつに行くんです。この人は、ウチの主人ですけど、ここで浮気しているので、どうぞよろしくって。そうすると、近隣の人の目もあって、居づらくなってしばらくは浮気もしないでしょ 」
・・・女って怖いですね!!
女探偵ノゾミ
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