●更新日 07/02●
フランスがブラジル破り、欧州勢のみの準決勝に
準々決勝
ブラジル vs フランス
0 − 1
“カルテット・マジコ”の前評判にたがわぬ大活躍により快進撃を続けるブラジルの前に立ちはだかるのは、ベテラン勢が息を吹き返したフランス。
どちらもワールドカップ優勝の味を知るメンバーを多く擁するチームであり、98年フランス大会決勝の再戦となった。
前半開始早々、ブラジルはFK、CKと畳み掛ける。中盤ではロナウジーニョのスルーパスも炸裂するがゴールには至らない。
中盤以降はややフランス優勢の展開。
ジダンの個人技が冴え、ブラジルは自ずとファウルが増えていく。
前半終了間際にはジダンのドリブル突破からビエラへの決定的なパスを、ファンがファウルで止めてイエローカード。続くアンリのFKはロナウドがハンドでブロックし、こちらもイエローカード。
フランスは攻撃の姿勢を崩さないまま前半を終えた。
後半に入ってフランスの攻めが遂に実を結ぶ。
12分、左ライン際からのジダンのFKを、アンリがふわりとジャンプして右足で合わせ、待望の先制点!
これで前に出ざるを得ないブラジルだったが、フランスは絶妙のカウンターで追加点を狙ってくるため、攻めに勢いをつけられない。
90分を終え、両チームともに交代枠を使い切った総力戦はフランスに凱歌があがった。
優勝候補大本命と言われたブラジルは、98年の雪辱も、そして連覇の夢も果たせずにベスト8でドイツの地を去ることとなった。
そしてフランスの勝ち抜けにより、今大会は欧州勢のみで優勝が争われることが決定した。
ヤマダ
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