●更新日 05/23●
驚愕!10分2万円バイトがあった!
Bさんは単発で『蜂蜜の採集』のバイトをすることになった。
日給は2万円!
埼玉県某所の集合場所に来たのはBさん一人。
連れて行かれたのは養蜂所ではなくなぜか神社。
そして神社の木の上にある物体を見て愕然とした。
巨大なスズメバチの巣だった!
Bさんは手配師から指示を受けた後、渡された防護服を着て梯子を上った。
スズメバチに刺されたら負傷どころ か
死ぬ可能性もある。
頭の中にそのことばかりが過った。
間近に見るススメバチの巣は
「サッカーボール二個分」
の大きさ。
まず大きなビニール袋でその巣を包み込む。
その間にも何十匹のスズメバチがBさんに襲い掛かる。
防護服を着ているとはいえ目の前をブンブン飛び交うスズメバチ。
怖くなり堪らず手配師の方を見ると姿が見当たらない。
自分だけ安全なところに避難してしまったのだ。
次ぎに手で慎重に巣を取る。
作業中、襲ってくるスズメバチにどうしても気がいってしまう。
しかし避けようとすれば、今度はバランスを失い梯子から落ちそうになる。
「もしここでビニールが取れたら、もっと大量のスズメバチが襲い掛かってくる」
という恐怖もあり作業は全くはかどらない。
暫くして手にズシリとした重みを感じた。
巣が取れたのだ。
重労働ではなかったが全身汗ビッショリだった。
結局、作業はこれだけだった。
作業を終えBさんは時計を見て驚いた。
作業中は長く感じたが、実際は作業開始から10分ほどしか経っていなかったのだ。
つまり10分20000円!
しかし手配師はBさんが死ぬ思いをして取った巣を処分するという。
「蜂蜜の採取じゃないんですか?」
とBさんが聞くと手配師は悪びれる様子もなくこう言った。
「そう言わないと来る人いないから(笑)」
このバイト、『蜂蜜の採取』ではなく本当は『スズメバチの巣の除去』だった。
実際、スズメバチの巣から蜂蜜は採れない。
そのときBさんはこう思ったことだろう。
スズメバチになって手配師を刺してやりたい。
Li Kouji(リ・コウジ)
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