●更新日 05/09●

告白〜デートレイプ〜


レイプの定義は何?
暗い道や茂みを歩いている時に突然見知らぬ誰かに襲われ、性的行為を受けてしまう−大半の人々はそう思います。

でも決して見知らぬ誰かだけがレイプするのではありません。半数近くのレイプ報告は知人に襲われたというもの。
普段は暴力など存在しない関係の友人、知人、恋人の間でもレイプは起っているのです。

今回は実際に記者の友人がデートレイプの被害に合った事を告白してくれたので、皆さんへの注意信号として記事にします。

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信用できる仲間と飲んでいると言い切れますか?

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デートレイプに使用される薬は死に至る事も


彼女(A)は毎週末数人の男女のグループでバーに行っていました。その中の男性(B)の事が好きでしたが、告白などして友人関係が崩れるのが嫌で黙っている事に。

そして1ヶ月前の土曜の夜、いつものように仲間達でバーへ繰り出し楽しい時間を過ごしていました。数時間たち、お酒も回ってきた頃Bが近付いてきて「今日の君の服かわいいね」などと何気なく褒められ浮かれてしまったAはBの勧めるままにどんどんお酒を飲んだのです。飲んだお酒はすべてBがオーダーしてくれたもの。楽しく時は過ぎ・・・というより何杯目かのお酒のグラスでAの記憶は消えています。次に覚えている事は一人裸で自分のアパートのベッドに横たわっていた事。

次の日に一緒にバーへ行った友人から「昨日の夜は楽しんだみたいね。あなたはベッドですごいワイルドだって聞いたよ」というメールを貰い、やっと何が起ったか理解。
自分がお酒の飲みすぎだとわかっていたが、いつも決して記憶が無くなる程飲まないAは何かおかしいと思いBに連絡。

でも何事もなかったように対応され、動揺。そして数日たちバーで一緒だった他の男性(C)から「Bが薬を使って君をレイプした。Bは前から薬の効果が知りたくて、自分に好意のある君をターゲットにしたんだ」と告白。


好きだと思っていた相手にこのような事をされ、悔しさと悲しさで混乱したAは記者の所に来て相談したと言う訳です。
Bは薬を使いAを意識朦朧にさせ、自宅まで連れて行きレイプしたのです。

どんなにお互いを良く知っている関係であっても、既に性的関係があっても、決して性行為を彼女(彼)の同意が無いのなら強制する事は間違い。レイプは暴力。決してそこには愛情は無いのだから。

もしも貴方がAと同じような状況に合い、目覚めたときに何も覚えていなかったり、体が異常にだるかったりしたら、すぐ病院と警察へ行って下さい。デートレイプは直ぐに行動を起こさないと立件が難しくなるからです。

警察の事情聴取の時に聞いた言葉、

「デートレイプの場合『そのような状況にした自分が悪い』と言われるが、それは間違い。レイプされた人が悪いのではなく、いつだってレイプした人が悪い。黙っていないですぐ、警察へ報告して下さい」


女性だけの問題ではありません、警察の報告書では7%〜10%の男性がデートレイプの被害者です。 みなさん気をつけて下さい。決して泣き寝入りしてしまわないように。



MAYU


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