東京に“サンクチュアリ”が実在した！

『聖闘士星矢』等でもおなじみの“サンクチュアリ”。

そのサンクチュアリが東京に実在するのをご存知だろうか？

東京モノレール流通センター駅下車、サンクチュアリのイメージとは正反対の工業地帯を進んでいく。



するとサンクチュアリが目の前に現れた！



ここは日本野鳥の会が運営している野生鳥獣の生息地の保全を目的とした場所。
現在全国12ヶ所あるこれらの保護区も『サンクチュアリ』と呼ぶのだ。

“東京のサンクチュアリ”東京港野鳥公園のガイドブックによると、今の季節はオオタカも含めて約30種類の野鳥を見られるとのこと。
さぞや多くの野鳥達で賑わっているのだろうと思いきや…



シーン…


鳥の囀りより羽田空港へ向かう旅客機の音の方が良く聞こえる。


こっ…これがサンクチュアリなのか…。

しかし双眼鏡を首から提げ、自然に囲まれたサンクチュアリの中を歩いていると何だか優雅な気分になってきたぞ！



双眼鏡を覗きながら軽く微笑めばもう気分はロイヤルファミリー！

種類は少ないとはいえサンクチュアリの中には、アオサギ、カワウ等がおり、水中に潜ったり、水面でのんびりと佇んでいる。
小枝を咥えるキンクロハジロ、羽を繕うハシヒロガモ…。



そんな鳥達を双眼鏡で眺めていると、小宇宙（コスモ）は感じないが癒しを感じる。

双眼鏡と図鑑があれば世界中でできる

「とても奥の深い趣味です」（日本野鳥の会）

というバードウォッチング、意外にいいぞ！


ただ最近はここを訪れる野鳥達も年々減少しているとのこと。
一説には周囲の開発が進み高い建築物が増え、水面積が減少したからという説もあるそうだ。

ただ減少しているのは訪れる鳥だけではない。



かつて大晦日の紅白歌合戦の常連だった日本野鳥の会の会員数も減少しているという。

しかし現会長は俳優の柳生博氏。
かつて名クイズ番組『100万円クイズハンター』で日本中の視聴者をハントした柳生氏。
柳生氏なら新たな会員をハントしてくれるかもしれない。






li kouji