●更新日 02/24●

噂の地底神殿と伝説の龍は存在した!


今、地底神殿が熱い!

地下神殿と聞けば、駆けつけない理由はない。
早速、調査開始だ!



その地底神殿は埼玉県春日部市庄和町『首都圏外郭放水路』の中に存在した。

実はこの神殿、台風等で溢れそうになった河川の水を地下に取り込み、地下50mにあるトンネルを通して江戸川に排出する世界最大級の洪水防止施設なのだ。
最先端の土木技術を結集して建設され

「阪神大震災以上の地震がきても大丈夫です」(説明員)

総工費約2400億円。
平成5年から工事が始まり現在も建設中で今年4月完成予定。



最新の設備を備えた操作室は
『ウルトラマンコスモス』に登場するチームEYESの基地として使用された。



説明員の方の後につき地下へと続く階段を降りる。

そして、

ついにその姿を現した!


どど〜ん


天候によって柱の上の部分が靄で覆われることがあり、それもまた幻想的な光景だという。


▲第一立坑は自由の女神、スペースシャトルが入る程の巨大さ。

この地底神殿は調圧水槽で、洪水のとき溢れた水が貯まる。
面積は東京ドームとほぼ同じで巨大な柱が59本立てられており、
それぞれが流れ込んでくる水の勢いを弱める効果がある。
貯まった水は排水ポンプを使って江戸川に排出され、その量なんと一秒間に

プール一個分!



しかし、目の前に広がる威風堂々とした光景は、ここが洪水防水施設だということを思わず忘れてしまう。

しばらく神殿にいたら、どこからか奇妙な怪音が聞こえてきた。


ゴォォォォ…


なんだこの音は!?

実をいうと、ここには『龍』が住んでおり、地下神殿は別名『龍の胃袋』とも呼ばれている。
この『龍』とは地下50mにあるトンネルのことで総延長6.3km。
どうやらそこから聞こえる音らしい。
まさしく龍の咆哮。


庄和町には元々『火伏の龍』伝説があるが、この地下神殿の『龍』もこんな伝説を残している。

04年10月、関東は大型の台風22号に襲われた。
そのとき、この『龍』は溢れ出しそうになった河川の水を飲み込み、東京ドーム5.4杯分の水を江戸川に吐き出した。



そして多くの人の命を救ったという。



現代の神秘地下神殿。

ここは特撮もの以外にTVドラマ等のロケ地としても使われている。
それでもまだ、藤岡弘、は来ていないようだ。



li kouji


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事