●更新日 02/16●

『臭い飯』より臭い飯を作っている料理店


『臭い飯』

刑務所で出されるご飯をこう呼ぶときがある。
これは白米に麦飯を混ぜてあるからだと言われている。

警察署内にある留置所は、刑務所と違い白米のご飯が出される。
しかし、それにも拘らず、刑務所に服役経験のある者に

「刑務所でもこんな不味い飯を食ったことはない」

と言わしめる臭い飯があった。


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かつて八王子警察署の留置所に留置されていたAさん曰く、ここで毎週水、日曜日に出される食事は、なぜか異常に不味かったという。

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「ご飯は糠臭い、薬みたいな味だった」

おかずには半生の白身フライ、ケモノ臭いハンバーグ、臭いきんぴらごぼう等が出たそうだ。
最初は夏だからと思ったが夏を過ぎても飯は臭かった。
場所がトイレに近いわけでもなかったという。
最初こそなんとか食べていたAさんだが、トイレで何度ももどすのでそのうち食べられなくなり

「最後は蓋を開けることすらしなかった」

中には水、日曜日は白湯で飢えをしのぐ者もいたそうだ。

そんなに臭い飯はどこで作られているのか?
本当にそんなに臭い飯なのだろうか?

Aさんの証言を手がかりに、その弁当を出している店を探してみると

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なんとそこは立派な日本料理店。

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うどんすきや鯨料理を出している。
ここには仕出し弁当もあり一番安いものでも値段は二千百円。
半信半疑で問い合わせると、確かに留置所にも弁当を出しているという。
しかし、その弁当は当然ながら一般客には販売しておらず、いくらお願いしても売ってくれない。
弁当について質問すると

「警察の指示で作っているので…」

と答えるだけで食い下がるも

「信頼問題ですのでお答えしかねます」

最後には

「こういう電話があったことを警察に連絡してもよいのですが…」

とちょっと怖いことを言い出した。

やはりこの弁当、一般人には売ることができない位、本当に臭くて不味いのかも!
逆にこんな飯を食わされる犯罪者は自業自得か。

将来、自分がこの臭い飯を食わされないよう気をつけよう。



li kouji


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