●更新日 12/15●
見世物小屋の女神達
絶滅の危機にある見世物小屋。
現在日本で見世物小屋を運営しているのは大寅興行と入方興行の二社のみ。
埼玉県さいたま市、調神社の『十二日市』に入方興行の見世物小屋がやって来た。
まず昭和の香りのするオシャレな女の子達が登場。
彼女達はデリシャスウィートス。
主に都内でライブを中心に活動しているコケット集団。
司会者の佐藤梟の紹介によると
「世界数学大会暗算部門優勝の天才少女」
というチムニ―。
左・スイミー、右・チムニー
電卓を使う主婦スイミーと暗算で勝負するという。
結果はスイミーが電卓を打ち終わらないうちにチムニーが答え圧勝。
またサーカス一座に生まれたという梟は、
「6歳のとき祖母から習った芸です」と、
膨らませた風船を飲み込む。
彼女達は他にも唄と踊り、マジックショーを披露し、おどろおどろしい見世物小屋のイメージとは正反対のカラフルでポップな世界を展開。
その後登場したのは、あの見世物小屋のニュースター・小雪太夫。
まず、
鎖を鼻から入れて口から出し、そしてその鎖で水の入ったバケツを持ち上げた。
前回見たときよりも高く持ち上げたように見える。
芸は確実に磨かれているようだ。
そしていよいよお峰さんから継承した
蛇を食べる芸。
今回はいつも食べているシマヘビがなかった為、青大将を食べるという。
彼女が青大将を手に持ち舐め始めると司会者は
「今、どこが美味しいか調べているところです!」
そして彼女は頭の辺りに狙いを定めるとガブリと噛み付く!
クネクネと抵抗する青大将だがパシッという音と共に頭が食い千切られる。
そして青大将の頭を加えたまま胴体を下に引っ張り内臓を出すと胴体を一口食べた。
どよめきと歓声、拍手が沸き起こる。
ちなみに青大将はシマヘビよりも硬く、味も苦いそうだ。
絶滅寸前の見世物小屋にとって彼女達は救いの女神。
蛇は食い千切られたが、見物客は途切れることはなかった。
li.kouji
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