●更新日 09/22●

「NO」と言えない日本の「NO」と言える人々


家族や夫婦、カップル等がくつろいでいる実にのどかな風景。
そんな昼間の上野不忍池でとんでもないイベントが開催されるとの情報をキャッチ。
その名も

「不屈の魂ゆうこときかない祭!」



「戦争で死んだり何かの犠牲になって生きるばかばかしさの対極がある!!!」

と謳われており中々楽しそうだが…。

中に入ると「大麻の刑罰の軽減化を求める市民団体」カンナビストのブース。
様々な露店では、靖国弾圧粉砕!Tシャツやミニコミ誌アナキズム、あな吉のおやき(あな吉の“あな”はもちろんアナーキーの“アナ”)、貧乏人大反乱集団Tシャツ等“ゆうこと”きかなそうでアナ―キーな商品が売られている。



イベントのメインになるライブも“ゆうこと”きかないアナ―キーな人一色。
あのジャパニーズ・パンクの代表格・遠藤ミチロウも出演。
スターリン時代のような豚の頭や臓器を客席に投げ入れたり、下半身を露出したりということはなかったが、吹雪のようなシャウトと、「セックス!」や放送禁止用語の連呼がのどかな土曜の晴れ渡った青空に響き渡る。

スターリンと並ぶジャパニーズ・パンクの英雄・バンド名もそのものズバリ「アナーキー」仲野茂も別バンドを率いて登場。
「天皇だってぶっとばすぜ!」と叫ぶ!
“ゆうこと”をきかなかったら殴られそうな凄み。

ライブ中はステージ前の池に飛び込むファンが続出。



いよいよ、観客も“ゆうこと”をきかなくなってきた。

遠藤ミチロウに仲野茂、このイベントにピッタリの“ゆうこと”きかない二大巨頭。
全バンド終了後のアンコールではこの二人の競演というパンクス感涙のステージ。



大盛況のうちに幕を閉じる…

はずだったが、観客は更にアンコールを求め主催者が何を言っても帰ろうとしない。



最後は本当に「ゆうこときかない」になってしまい主催者も困惑。

すっかり“ゆうこと”きかない人々に感化されてしまったが、



こんなセクシーな人の“ゆうこと”なら喜んで聞きます!



li.kouji


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