●更新日 08/26●

「萌え」エクスプレス出動!?


24日、つくばエクスプレスがいよいよ開業した。
これは秋葉原からつくばまでを結んだ電車であり、その間たったの45分で着く。
茨城県民にとって、この電車は喜ばしいものだ。
しかし巷では、「秋葉原に茨城県のオタクを集める為の電車」とも言われている。

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茨城県知事は、秋葉原とつくばが結ばれたことを「最先端の技術が結ばれた」と言う。
しかし「萌え」という言葉が出ることはなかった。
23日の前夜祭ではプリンセス天功が登場したりと、なかなかの盛り上がりを見せてくれた。

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茨城県知事 「秋葉原エクスプレスではありません。つくばエクスプレスなんです!」

また始発は24日5時7分だったが、23日の23時にはもう人々は並び始めていた。
4時30分には既に100人以上。

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整理券一番をゲットする為に、17日の朝5時から並んでいた人も。

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「見知らぬおばあちゃんが、おにぎりくれました」

二番目に並ぶのは筑波大学の方々。
他にも並ぶのは電車マニア。また、車掌さんのファンである奥様達もいた。
しかし意外なことに、アキバ系オタクを見つけることはおろか、「萌え」という言葉を聞くことすら出来ない。

写真 ウイダーインが好きです

そして電車が動き出す。早い。静か。田んぼの中を悠々と駆け抜けるエクスプレス。
普段乗っていた電車がエクスプレスの中から見え、乗客は大興奮。

写真 女性専用車両もある

写真 電車の発車時に拍手をする人々


先程の彼は見事「0000」番の切符をゲットした。
しかし数分後に彼に会うと、苦笑交じりで教えてくれた。
「実は0000より0001の方が値打ちが高いんです。だから交渉して、後日0001番を郵送してもらうことになりました」
電車知識は奥が深い。

「お兄さんは秋葉原についたら何をする予定ですか?萌えですか?」
「いえ、次の電車でつくばまで帰るつもりです」

本当に誰一人「萌え」と言わなかった。
つくば人は、萌えに心底興味が無いのか、むっつりすけべかどちらかに違いない。



夏見


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