●更新日 08/09●

79体の白骨でマンション建設中止


読者のAさんより。

知り合いの近所でマンション建設が始まりました、近隣住人との話し合いも済み、駐車場になっていた土地を切り崩し始めた所100体分の骨が出てきたそうです。100体って!すごいよね!


なぜ大量の白骨が……。


           ▲現場全景





「B.C棟 埋め戻し」と書かれている。
工事は中止?





大通りには工事関係者と刑事がいた。
事件なのか……。

近隣住民に話を聞く。

・現場は昔から墓で終戦後に市営墓地に移転。
・その後荒地となり10年ほど前に宗教団体真光の駐車場になった。
・昔は土葬だった。


住民達は「墓だった所を掘れば骨が出るのは当然」と気にした様子はなかった。



     ▲柵の手前を中心に骨が出た


現場近くで生まれ育ったBさん(50代、男)に話を聞いた。

「あそこへは絶対に近づくな」と母から言われてました。
現場前の道は「お墓の坂道」と呼ばれてましたねえ。


警察から「新しい骨が混じっていた。知っていることはないか?」と訊かれました。

新しい骨……。
犯罪が絡んでいるのだろうか?


所轄の警察署で担当刑事から話を聞いた。


15uの広さで骨が散乱していたね。
現場は昔からある墓地で昭和21年に移転した。
たぶんその時の取り残しだろう。



新しい骨について訊くと、

鑑定したが、新しい骨はなかった。

と否定。捜査は終了とのこと。

市役所生活衛生課への電話で、以下のことがわかった。

骨は約3週間で3回警察から引き渡された。
1回目9体。2回目60体。3回目10体。
合計79体。
火葬し寺に納骨した。


建設会社のHPには、「事業計画中止のお知らせ」が掲載。
理由を聞くと、「骨が出たことによる風評被害が考えられるから」だという。

基礎工事も埋め、モデルルームも無駄になった。



再びAさんのメール。


日照権等の話し合いの時、老人達が口々に『あそこは止めた方が・・・』『気をつけなさい』と、最後まで反対していたそうです。


建設会社は老人の忠告に耳を傾けておいたほうが良かったかも知れない。



ぽん


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