噂の“癒し”の祭典

“癒しの祭典”すぴこんが開催された。
思いのほか会場は明るく楽しそうで大盛況。






「幸せになれる」、「本当の自分を引き出す」等のポジティヴな言葉で溢れており、
「寝たきりだったのに、ここに来るようになって元気になった」
という女性もいた。


▲「ご自由にどうぞ」と神様からのメッセージがさりげなく置いてある。

出展者はそれぞれ独自のやり方で来場者を癒している。



十歳の女の子までも出展しており、中々の人気であった。



ヒーリング講座では講師がにこやかに

「皆さん段々目がイってますよ。いいですね〜。その調子ですよ」

“その調子”のままだと、どこへ行ってしまうのかが不安だが、ヒーリングはヒーリング。
“癒し”には違いないのだろう。


ここには３００円の催眠術体験コースがある。
しかし先生の技術が未熟な為か、かからないときもあり、ちょっと体を動かしてみようとするや先生は息もつかせぬ早口で

「催眠ときますよ！１！２！３！ホラとけた！！」（超早口）

と、強引に動くのは催眠を解いたから、ということにしてしまう。
あくまで３００円だ。こういう催眠術もあっても不思議ではない。


フリーライター・辻麻里子さん講演会では、臨死体験のとき宇宙にある図書館に行った（？）という衝撃的な体験談が！



何でもそこには人類の歴史が収めてあり、そのとき出会った長老とは今でも毎年誕生日の夜の夢で会うとのこと。
夢の中で自分をコントロールすることで宇宙図書館に行くことは可能だという。
今度夢の中で思い出したら是非挑戦してみたい。

また、織田信長、徳川家康の生まれ変わりの人も鑑定したことがあるという先生に念願だった前世鑑定をしてもらう。
結果は「鎌倉時代の高僧」。
良いのか悪いのか、正直微妙。


いろんな意味で不思議な催しだ。
しかし気付けば誰もが、時間を忘れて存分に楽しんでいる様子。

“癒し”を必要とされる現代社会。
少なくとも、それとは一線を画した社会がここにはあった。



li.kouji