大一番！「つくる会」教科書闘争

8月、PRIDEミドル級GP等大一番が目白押しだが、杉並区でも今後の歴史を左右するかもしれない大一番がある。

「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
VS
杉並区

現在杉並区は、戦争賛美との批判もある扶桑社の歴史・公民の教科書（「つくる会」教科書）を都内で初めて採択するのではと注目を集めており、8月4日の採択日を控え杉並・親の会を含むいくつかの市民団体が杉並区役所前に集結。

つくる会教科書採択反対集会を行なった。



この日は手をつないで区役所を包囲する「人間の鎖」という抗議行動をするとのこと。
だが、圧倒的人数不足で区役所を包囲することはできず…。



申請済みとはいえ区役所前は歩道の為、迷惑そうに通り過ぎる人も多く、中には怒鳴られる参加者も。
ウェーブもしたのだがこれもまた全く息が合わない…。

区に対する抗議活動を「天王山」とし気合を入れる彼らの真剣さと反比例して非常にトホホ感が漂っている。
合間に唄われる時代がかったフォークソングがそのムードに更に拍車をかける。

デモ行進では打楽器が軽快なリズムを刻んでいる為か、シュプレヒコールの音頭をとる婦人は却って音頭がとりづらそう。
それが全体に影響しコールも勢いがない。




すると突然……。


パンダ！

“トキ・パンダ・中核派　絶滅危惧種ガンバレ　レッドデータブック”

と書かれた紙を掲げ、彼らのライバルと思われる1人の男性が応援（？）に駆けつけた。
こんなグダグダな状況を見かねたのか？ライバルのあまりの不甲斐なさに激を飛ばしに来たのか？

「お前らパンダだ！」

盛んに挑発。

突然のライバルの出現にデモ隊も大いに刺激されたようで、当然この男性と激しい口論になったが乱闘には至らず。

しかしデモ隊も負けていない。
プラカードで「つくる会」教科書を“ハイエナ教科書”と罵っている。

ハイエナ！

「情勢は厳しい。でも諦めない」（参加者）


8月4日、ハイエナとパンダが歴史的大一番を迎える。



li.kouji