●更新日 04/01●

ルミちゃん事件 〜茶番〜


「探偵」との「交渉決裂」の翌日。
再び、ルミちゃんのPCにメールの着信があった。なんと、男性Bからである。

(男性B)
『写真の件で、色々迷惑掛けたみたいだね。
お母さんの浮気の件は事実だし、私の携帯のメモリーカードが、知らない間にすり替えられていたので、探偵と名乗ってる相手の話は、ホントの事だと思うけど、アドレス変えたみたいで、こちらからは連絡できないし、相手から交渉決裂とだけ連絡有ったから、お父さんに写真渡すのかもしれませんね。
写真渡されても、私の顔が写った物は無いので、私自身に被害は無いと思うけど、お母さんは大変だと思うので、助けになってあげて下さいね。
ただ、相手からの最後のメールに、2、3日後に最終結果を連絡すると書いてあったので、少しだけ希望が有るのかもしれません。
それでは、さようなら。』

続いて、その翌日。
今度は、ルミの母の携帯電話に、男性Bから留守番メッセージが吹き込まれた。



(男性B)
『ちゃんと話をしておいた方が良いでしょう。実は、○○さんとのエッチな写真ですね、それを保存していたカードを取られました。
(略)多分、ルミちゃんあてにメールが行ったりしているんではないでしょうか?(略)』

※音声ファイル



思惑では「小学生のルミちゃんは、たとえ口止めしても、メールのことをお母さんに相談する」はずだった。
ところが、ルミちゃん(に化けた調査員)は、あくまでそれを胸の内に秘め、更には「お母さんは浮気なんかしていません!」と、決め付けてしまった。

困った男性Bは「お母さんは本当に浮気しているよ。私がその浮気相手だよ。お母さんに聞いてごらん」と促し、更には、お母さんの携帯電話に「ルミちゃんが変なメールで困っているよ。聞いてごらん」と仄めかす。

あくまでも「自分はいい人。悪いのは「探偵」」と言いたいわけだ。
いつまでも好きなだけ、くだらない小芝居を弄するといい。
もう、何をやっても無駄だ。


→続く



探偵ファイル・九坪


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