●更新日 03/30●

ルミちゃん事件 〜交信(2)〜


つまり、相手の狙いはこういうことだ。

1. 「探偵」を名乗り、ルミちゃんに変質者じみたメールを送る。
2. まだ小学生のルミちゃんは、たとえ口止めされていても、必ずお母さんに相談する。
3. お母さんは慌てて、写真の撮影者である男性Bに連絡をとる
4. 男性Bはお母さんの相談に乗り、単身「卑劣な「探偵」」と「勇気ある交渉」をする。
5. 男性Bは、見事、この件を解決してのける(←自作自演なんだから簡単だ)
6. お母さんは、男性Bに借りをつくったことになり、ますます関係は深くなる。

ならば「返信しろ」と言っておきながら、返信できないようにアドレスを変更してしまっていたことも頷ける。
相手にとっては、ルミちゃんからの返信なんてどうでもよかった。
「不安になったルミちゃんがお母さんに相談する」そのことだけが重要だったわけだ。つじつまが合う。
真相は大体読めた。あとは、もう一つくらい、相手がミスを犯してくれれば……

〜20分後〜



「返事無しと言う事は、交渉決裂と思っていいんだね? 明日朝までに返事が無い時は、こちらから二度と連絡はしない!
ただし、ルミちゃんの家庭がどうなっても、俺は責任負わないので!」

やりやがった。

一連のメールのやり取りに加えて、この一文。軽微ではあろうが、れっきとした脅迫罪、強要未遂罪に該当する。
十分に刑事告訴が可能だ。


→続く



探偵ファイル・九坪


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