●更新日 03/29●

セコイ? マンモス大行列に隠された珍トリック


弁当持ち込み禁止ばかりが話題の「愛・地球博」。

初日の入場は4万3千人で、主催者予想の8万人を大きく下回ったものの、
「冷え込みに加え、混雑を予想する報道が相次ぎ、初日は避けた方がいいと考えた人が多かったのでは」
と、主催者はポジティブさにおいて強硬な姿勢を崩さない。

その愛知博、最大の目玉は「マンモス」。
シベリアの永久凍土から発掘されたマンモスの頭部、前足が展示されているが、


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ズラリ! 大盛況である。

一番人気のマンモスは、既に11時の段階で3時発券の整理券を手に入れなければならないほど。

ちなみに、展示の頭部はコレ。

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「なんかまだ頭に毛が生えていて気持ち悪かった」とは小学5年男児。
しかしじっくり見る余裕はない。


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動く歩道だから立ち止まれない。


これだけ人気のマンモスラボであるが、

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一変、ガラガラになることも。


これには主催者側のトリックが……。

マンモスラボへ辿り着くのには、「オレンジホール」「ブルーホール」のどちらかを経由しなければならない。
オレンジ〜はNHKが世界一のきめ細かさを誇る巨大スクリーン。300席、上映時間8分。
ブルー〜はソニーが世界最大を誇る50m×10mの超巨大スクリーン。900席、同20分。

ブルー〜経由組900人がマンモスラボを見終えた後、オレンジ〜がまだ上映中なら、マンモス前は観客ゼロの状態がしばらく続くことになるのだ。


弁当問題では昨日、弁護士3人が「入場者が指定の飲食物販売業者と取引しなければならない制約は、“抱き合わせ販売”にあたる」と告発したが、これは“パビリオンの抱合せ”?


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ぐっすり。
この後、右手前の女性も沈没。

NHKとソニーの顔を立てるため、実は利用されているマンモス。

とか、思っちゃいけない。
主催者と同じくポジティブに考えるならば、マンモスに並んで別のパビリオンも見ることができる、一石二鳥なのだ。

「愛・地球博」とはその名の通り、あなたの愛を問われる万博となる。



ぽん&カグウェル


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