●更新日 03/06●

税理士さんの憂鬱 〜裏側〜


知っておいた方が良い事は?
口下手な方は向いてません。
恐らく一生記帳代行の様な仕事しか回って来ないです。それでも食いっぱぐれはなさそうですが。
学歴が無い方でも勉強次第でお金を稼ぐ事が出来ますが、年収何千万円と言う様に大儲けは出来ません。

笑い話とか、苦労話
この仕事を長くすると、例え上場企業の取締役であっても、あまりにも稚拙すぎて茄子やカボチャに見える時があります。
特に税務というものは一般の方には判り難いですし、毎年改正もありますので難しいと思います。従って全般的に日本人の納税意識はかなり低い事が判ります。
あと、偉いと思っていた親父が、今話すと子供の様に思えます。世の中の事を知らなさ過ぎる……。世の中にはどうやら単に年齢だけを重ねてる方が多い様です。

秘密の事!!
余談として。
『マルサの女』は映画ですが、実話を基にしているだけあって、まんざら嘘のお話しでは無いです。
現にうちのクライアントで相続税調査の時、アロワナの水槽から他人名義の貸金庫の鍵が出て来た事もありますし、地金なんかは、しょっちゅう出て来ます。



お金持ちのおじいさんが亡くなられて、長男が母家を建て直したら床下からサランラップに包まれた旧1万円札が1億円程、出て来た事もあります。
気持ちの悪い緑色をしておりました……。

あとは家宅捜査の時に、どうしても1億円の無記名債が見付からず、調査員と途方に暮れていた時に、被相続人の方が使っていた和箪笥の引き出しの奥……引き出しを全部出して奥にストンと落ちてる感じですが、そういった事もありました。
こちらは換金期限まで数日と言う事もあり、相続人は鬼の様な調査官に感謝しておりましたが(相続人は知らなかった)。

債権者集会に出席して、債権者である暴力団事務所に軟禁された事もありますし、右系の方に連れて行かれた事もあります。

言いたい事!
今の日本国は、税収が約41兆円。予算が約78兆円。
「道路工事ばかりして予算を使わなければ良いのに」と思っている方へ。

予算の内、国債・地方債の元金償還及び利息が約30兆円程あります。
実際に公共事業等に使用しているお金は40兆円位なんです。決して無駄遣いばかりではありません。
確かに特殊法人等へお金は流出していますが、例えそれらを全部止めたとしても10兆円位にしかならないと思います。根本的な解決にはなっていないですね。
国債の発行残高だって異常ですし……。
年収410万円の方が1億円のローンっておかしくないですか? 普通の家庭なら破綻していると思うのですが。

以上のお話はオーバーにしていますが、近からず遠からずです。
なお数値はあくまでもおおよそ、と言う事で。


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