●更新日 03/03●

あるシングルマザーの実情


シングルマザーという言葉をよく耳にする様になりました。
これは女性でも自立する方が増えたからでしょう。
しかし、自立と言ってもその内情はかなり厳しいものの様です。
厚生労働省の調べによると、離婚母子家庭は98万世帯。その平均収入は212万円との事。
ただでさえお金が掛かる子育てを、たった1人で支えなければなりません。
今回の取材に応じて下さった方は、”とある選択”をされた方でした。



私が29歳。11歳の息子と6歳の娘の3人家族です。
4年前に離婚して、夫が出て行った後も団地に暮らしています。

写真 イメージ画像です

仕事は事務のパートです。年収は160万位。
17の時に子供が出来たんで、結婚したのですが、夫がダメな男で。離婚したんです。
離婚してからそれは酷いものでした。子供が出来た時に、家出して来たので実家には帰れません。
夫は全く入金してくれなかったので、1人で稼ぐしか無かったんです。
保護も受けたかったんですけど、上手く行かず。
生活するだけでも苦しいのに、子供達の費用も大変で。
パートやっているんですけど、それだけじゃ全然足りないんです。

写真
▲取材中も忙しく家事をするRさん

学もないし、このままじゃやばいと思って……だから、テレクラを使う様になったんです。
テレクラに電話して、会った男の人からお小遣いを貰う様にしたんです。
まだ20代だから、化粧すればまだいけるんで。
ホテル代が勿体無いから、自分の家に呼ぶんです。「ホテル代出す位なら、家で出来るから私にくれ」って言って。
それで大体、2〜3万貰って。土日とか、週に1回はしてます。
子供は……家に居ます。
「お母さんは仕事の話してるから、こっち来ないでね」って言って。
息子も小5です。私が何やっているか、もう解っているんでしょうね。
でも、悪いと思っていても、暮らす為には仕方無いんです。
誰も助けてはくれないんですから。



そう言って最後にRさんは苦笑されました。
離婚を考えている方。激情に飲まれる事無く、後悔せぬ選択を。



キム


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