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かの国は海賊天国(前編)


中国及び周辺国で、映画DVDやゲームソフトなどの海賊版が大量に出回っていることは、これまでも事あるごとに問題視されてきた。

それがハリーポッター絡みだと、いつもニュースになるわけだが、



このように「逮捕しちゃうぞ」クラスのものまで出回っているのが、海賊版のメッカ・中国の実情である。

北京市内のとある2階建てデパートに案内してくれたのは、北京の日本企業で働く張さん(仮名)。
1階フロアには文具や携帯電話など、比較的まともな商品が並んでいるのだが、2階フロアには違法コピーのソフトがずらりと並ぶ。
品数の豊富さはTSUTAYAの販売コーナー以上、レンタルコーナー未満、といったところか。




ゲームソフトからWindowsのアプリケーションソフトまで、ありとあらゆるものが違法コピーの商品。
プレステ2の本体価格だけが日本と同じ価格ではあるが、中国国内では比較的民度が高いと言われる北京でも、こうして店舗を構え堂々と違法ソフトを販売しているのだ。

・違法ゲームソフト1本5〜8元。(日本円ではおよそ65〜104円)
・違法DVDソフト1本6元。(日本円ではおよそ78円)

日本では2万円以上もするドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」のDVDボックスも、ここでは50元(約650円)で手に入る。
張さんの話によれば、買う側も売る側もみんな法律違反と知っているが、公安の取り締まりでは逮捕の対象にはならないという。
「逮捕しちゃうぞ」を並べていても、彼らに逮捕される恐怖感はない。



欲しいゲームソフトを選ぶ小学生……、ではなく、これは販売員(12歳くらい)です。念のため。
小さい頃から当然のように海賊版に触れているのが中国の現状。
彼女が将来どんな大人になるのか、末恐ろしいです。

後編では路上で最新映画の違法ソフトを販売するババァと、海賊ソフトの中身を紹介します。



カグウェル

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