ブラッドピットを待つ人々の憂鬱

ブラッドピット来日の５月１５日。
成田空港第２ターミナル。


▲12:30の時点、およそ５０人のファンが列を形成。ほとんどが１０代後半〜２０代の女の子。

女の子Ａ「たぶんここに来ると思うんですよね、立ち入り禁止のテープとか貼ってあるし」
女の子Ｂ「ネットで４時に来るって聞いたんです。朝の４時か夕方の４時かわからなかったので朝の４時に来ました」

――ブラピはフランス便でやってくる。
そんな噂も流れたためか、フランス便が到着する度に現場は緊張。

13時を過ぎるとテレビカメラ第１号が到着し、ブラピを待つファンも１００人を超える。
一般客への影響を懸念してか、突如現れたスタッフがファンたちに警告。

「１６時３０分にブラピはやってくるからその時また来てください。今ここをどいてくれないならブラピを裏口から出します」

半泣き女の子が「こんなこと言われました。みんなにもそう回してください。お願いします」と歩いて回る。
不安になったファンの一部がこの時姿を消す。

15時過ぎになると人が人を呼び、急激に人口増加。



ゲートから現れる人々は出迎えの多さに驚き、なかには「自分のために？」と勘違いしてしまう外国人も。。。

16時過ぎ、なぜかキャイ〜ン天野が現れるという情報が流れる。
「まさか天野っちのためにこんなに並んでんの！？」という怒りの声まで。
このころから警備が慌しくなる。


▲天野っちのための増兵？

「今日初出勤なもんで……」と語る警備員もいるほどの人海戦術。


１７時を回り、待ちくたびれるファン
せっかく取った場所だからということで、もう何時間も同じ場所に立ったままである。
ブラピ登場の瞬間を逃さないように何時間も出口にレンズを向けているうち、デジカメのバッテリーがなくなってしまったという悲しい女の子もいたが、17:50ころ……、


ファン「あ！　出てきた！」



……と、今日はブラピと同じ坊主頭に惑わされることしばしば。
しかし、実はこの彼、ブラピ側のスタッフらしかった。
ブラピの登場直前ということで、成田空港に「奇声を発しないでください」という異例のアナウンスが流れる。



▲タオルで顔を拭きじゃくる朝青龍

朝青龍×高見盛も時間一杯になった、その時！







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――それはあっと言う間の出来事だった。

「きゃ〜、ぶらぴ〜」という叫び声を浴びながらブラピは扉の向こうへと消えていった。
その後は台風一過の空港ロビー。
「見えた！見えた！」と大騒ぎする人や、感動で涙を流すファンたちが進入禁止区域内でも興奮冷めやらない。



▲「俺たち何とかやったよね」と互いにケアーし合うバイトの警備員。

ブラピが次回公の場に現れるのは１７日の『トロイ』ジャパン・プレミア。
駆けつけるファンの数は成田以上となりそうだが、数十名の芸能人ゲストに加え福田元官房長官まで現れるという武道館でのブラピフィーバーはどれほどのものになるのだろうか。



探偵ファイル・カグウェル